February 12, 2019 / 8:07 AM / 2 months ago

日産、今期営業益900億円下方修正、全主要市場で販売計画下振れ

[横浜市 12日 ロイター] - 日産自動車(7201.T)は12日、2019年3月期(今期)の連結業績予想を下方修正した。純利益は前期比45.1%減の4100億円となる見通しで、従来予想の5000億円を900億円下回る。北米、日本、中国、欧州といった主要市場すべての今期販売計画を引き下げた。

 2月12日、日産自動車は、2019年3月期の連結営業利益予想を前年比21.7%減の4500億円に下方修正すると発表した。写真は都内で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

今期の売上高予想は同2.9%減の11兆6000億円と従来予想の12兆円から4000億円減らした。

今期の営業利益予想も同21.7%減の4500億円と従来予想の5400億円から900億円減額した。リフィニティブがまとめたアナリスト21人の予測平均値5118億円を12%下回っている。

同時に発表した18年4―12月期(第3・四半期)の連結営業利益は前年同期比13.9%減の3136億円だった。通期予想に対する進捗率は69.7%となっている。

西川廣人社長は同日の決算会見に急きょ出席し、今期業績の下方修正の背景について「第3・四半期で狙った線(計画)をなかなか達成できなかった」と説明。「現在の市場環境を見ると、第3・四半期の落ち込みを第4・四半期で無理に補おうとすると、過去の過ちの繰り返しになる」とし、「販売の質の改善への取り組みを継続」すると語った。

今期の世界販売計画は560万台と従来の592.5万台から下方修正した。主要市場すべてで従来予想を下振れる。主力の北米で191.6万台(従来は203万台)に減らしたほか、日本を61万台(同61.5万台)、欧州を65.7万台(同67.5万台)、中国を156.4万台(同169.5万台)にそれぞれ引き下げた。

西川社長は、利益の約4割を占める米国での販売について「ブランドとしてのバリューが十分ではない」と指摘。中国での販売は「定着しつつある日産ブランドのバリューを毀損させることなく徐々に成長させていく」と話す一方、ローカルブランド「ヴェヌーシア」と高級車ブランド「インフィニティ」の価値向上が課題との認識を示した。

今期の前提為替レートは、1ドル=110.6円(従来は105円)、1ユーロ=129.4円(同130円)に見直した。

<ゴーン被告の報酬虚偽記載で約92億円を費用計上>

同社はまた、前会長のカルロス・ゴーン被告による役員報酬の虚偽記載に関連し、社内調査と検察当局による起訴内容に基づき、18年4―12月期で92億3200万円の費用を計上したと発表した。

西川社長は、費用計上した約92億円について「想定される報酬を保守的に見た場合」の数字と説明した。その上で、実際にゴーン被告に支払うかどうかについては「決めたわけではない」といい、「いろいろな側面から考えて検討して決めていきたいが、私は支払いをするというような結論に至るとは思っていない」とも述べた。

*西川社長のコメントなどを追加しました。

白木真紀

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