September 9, 2019 / 2:16 PM / in 10 days

辞任はやや早いタイミング、取締役会で決まった=西川日産社長

日産自動車の西川広人社長は9日夜の会見で、自身の辞任について「やや早いタイミングだと思うが、取締役会の議論で決めていただいた」と述べた。横浜市で7月撮影(2019年 ロイター/ISSEI KATO)

[横浜市 10日 ロイター] - 日産自動車(7201.T)の西川広人社長は9日夜に会見し、自身の辞任について「やや早いタイミングだとは思うが、取締役会の議論で決めていただいた」と述べた。西川氏は同日の取締役会で9月16日付での辞任が決まった。

このタイミングで辞任する背景について西川氏は、不正行為をしたカルロス・ゴーン前会長らへの損害賠償請求に社内調査を通じて道筋ついたことや、自身が不正な報酬を受けていた問題についての調査が決着したこと、低迷していた業績に回復の兆しがあることなどから、適切な節目と判断したと説明した。

ただ、筆頭株主の仏ルノーとのアライアンス(提携)問題などやり残した課題もあり「すべてを整理して次の世代に渡すはずだったが、それがやりきれず、たいへん申し訳ない」とも語った。普段は淡々と語る西川氏が、冒頭説明で言葉を詰まらせる場面があったほか、後継者が決まるタイミングや年度内の節目という選択もあったのではないかなどとも述べ、無念さをにじませた。

ゴーン前会長の不正事件に関して「少なからず経営責任がある」とし、辞任の考えは「ずっと持っていた」と述べた。「できる限り早い段階でけじめをつけ、後任に引き継ぎたい気持ちはあった」とし、もともと節目を捉えて辞任する意向は持ち続けていたと語った。

特別背任の罪などで起訴されたゴーン被告、前代表取締役のグレッグ・ケリー被告については「顧客や社員に心配・迷惑をかけたことが一番の罪」と指摘。このことに関して、両被告からの「悔いや謝罪を一回も聞いたことがない」と批判した。

西川氏の後任については7月から指名委員会が後任選定を本格的に始めており、100人ほどの候補者から10人程度に絞り込んだという。指名委の委員長を務める豊田正和社外取締役は、候補者の中には日産やルノーの関係者、外国人、女性がいることを明かした。

また、後任の条件については「リーダーシップを発揮し、多くの人を説得できる能力があること。世界の自動車産業に詳しく、ルノー、三菱自動車とのアライアンスについても深い理解と大きな関心を持っていること」とした。後任は10月末をめどに決める計画で、それまでは暫定的に山内康裕最高執行責任者(COO)が代行する。

*内容を追加しました

白木真紀

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