October 29, 2019 / 6:25 AM / in 21 days

円債とオープン外債を増加、ヘッジ外債は減少=19年度下期・日本生命運用計画

[東京 29日 ロイター] - 日本生命保険は29日、2019年度下期の一般勘定資産運用計画で、円債とオープン外債を増加させる方針を示した。円債は国債より高い利回りが得られる社債などが中心になる。オープン外債は円高局面で機動的に配分する計画だ。為替ヘッジ付き外債は減少予定だが、米国債を売却し、社債やプロジェクト・ファイナンスなどに入れ替える。

 10月29日、日本生命保険は2019年度下期の一般勘定資産運用計画で、円債とオープン外債を増加させる方針を示した。写真は東京にある日生の支店。2009年7月23日撮影(2019年 ロイター)

29日に開催した運用方針説明会で明らかにした。

下期は8000億円前後の新規資金配分となる見通しだ。今年度は1兆6000億円程度の新規資金を予定しており、上期は簿価ベースで計7600億円の資産を積み増した。下期も同程度の積み増しになるという。上期は、国内債券等を8900億円、オープン外債を4200億円増加させた一方、ヘッジ付き外債を3900億円減少させた。

円債は下期増加計画だ。ただ、日本の国債は足元の新発30年債で利回りが0.4%台と、理想とする1%には程遠い。このため、予定利率の低い新しい保険商品などの見合いで超長期債に投資していく以外は、通貨スワップを使って円金利化させた外国債券や、円建ての社債への投資が中心となる。

もう1つの円金利資産である為替ヘッジ付き外債は、下期減少計画。ドルのヘッジコストが依然高く、米国債への投資は難しい。米国債の売却資金を、社債やプロジェクト・ファイナンスに入れ替えていく計画だ。

オープン外債は増加方針。年度末のドル/円のレンジ予想は95円─115円としている。為替や金利水準次第で、ヘッジ外債との配分を変更する方針だが、「1ドル100円に近づけば投資妙味が出てくる」(理事財務企画部長の岡本慎一氏)とみる。

岡本氏は「足元のマーケットは良すぎる。今年度下期は下振れリスクが残るだろう。しかし、来年度は米中対立の緩和や予防的な米利下げ効果の顕在化が期待される。製造業の在庫循環的にも、来年の景気は上方向に向かう見通し」とし、「(マーケットプライスが)下がったところが(資産を)仕込むチャンス」との見方を示した。

内外株式は増加方針。上期は国内株等が500億円、外国株等が800億円の増加となった。下期も、成長が期待できる銘柄や割安株に入れ替えを進めるが、投資の中心は、国内の現物株よりも、オルタナティブなどが中心になる見通しだ。

不動産は横ばい。国内は、物件のリニューアルを中心に投資しつつ、新規物件を取得。海外不動産もファンドなどを通じた投資を続ける。

◎今年度末の相場見通しは以下の通り。▼はマイナス。

日本国債10年物利回り  ▼0.40─0.00%(年度末▼0.20%)

米10年債利回り      1.10─2.10%(同1.60%)

日経平均         17000─25000円(同21000円)

米ダウ          22000─28000ドル(同25000ドル)

ドル/円         95―115円(同105円)

ユーロ/円        110―130円(同120円)

伊賀大記

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below