January 9, 2015 / 7:12 AM / 4 years ago

日生が一時払い終身の利率引き下げ、追加緩和が運用難に拍車

[東京 9日 ロイター] - 日本生命保険[NPNLI.UL]は9日、一時払い終身保険の予定利率を2月から引き下げると発表した。長期金利の低下が続くなか、生保各社の運用はリターンの確保に苦戦するが、保険の引き受けでも日銀による追加緩和の影響が出てきている。

日生は営業職員チャネルで販売する一時払い終身保険の予定利率を、現行の1.0%から0.95%に引き下げる。契約者にとっては値上げとなる。50歳男性で保険金額が500万円の場合、407万9300円の現行保険料が2月から5万6250円上がることになる。

他の大手生保は予定利率の引き下げを決めてないが、金利動向を注視しながら検討していくとしている。

日生は2013年4月に一時払い終身保険の予定利率を1.4%から1.0%に引き下げている。他の大手生保も同時期に予定利率を下げた。

一時払い終身保険では契約時に保険料を一括に払う。一定年数を超えて途中解約した場合、定期預金などに比べ利回りが高くなるケースもあり、貯蓄性の商品として利用する契約者も多い。

生命保険会社にとっては、契約時にまとまって保険料が入ってくるため、国債などの利回りが低いときは予定利率を満たす運用先の確保に苦労することになる。

低金利の長期化を受け、生保各社は近年、一時払い終身の販売を抑制。明治安田生命保険[MEIJY.UL]は一時払い終身保険の販売抑制を主因に上期の銀行窓販チャネルの保険料等収入が2割近い減収となった。

昨年10月の日銀の追加緩和を受け、国債の利回りはさらに低下。保険会社が契約者に約束する利回りの平均が約2%であるのに対して、20年国債でも1%を切った。

ある大手生保首脳は、「もう国債は買えない。来期以降、一時払いはさらに販売抑制をして、負債サイドでもコントロールをしていく」と述べ、運用面での限界を示唆した。

浦中大我

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