March 15, 2019 / 5:02 AM / 8 days ago

北朝鮮、対米協議中止の可能性 核実験凍結再考も

[ソウル/ワシントン 15日 ロイター] - 北朝鮮は米国との核協議の停止を検討しており、米国が譲歩しなければミサイル発射や核実験の一時停止措置についても再考する可能性がある。複数のメディアが15日、北朝鮮高官の話として伝えた。

 3月15日、北朝鮮は米国との核協議の停止を検討しており、米国が譲歩しなければミサイル発射や核実験の一時停止措置についても再考する可能性がある。写真は先月28日にハノイで行われた2度目の米朝首脳会談で撮影(2019年 ロイター/Leah Millis)

ロシアのタス通信やAP通信によると、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は、2月にハノイで行われた米朝首脳会談が物別れに終わったことについて米政府高官を非難した。

タス通信によれば、崔次官は北朝鮮が非核化に向けた米国との協議を停止することを検討していると発言。平壌での記者会見で「北朝鮮は(ハノイ会談での)米国の要求に屈するつもりも、そのような交渉を持つつもりもない」と語ったという。

同次官はまた、ポンペオ米国務長官とボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が「敵意と不信感の雰囲気を作り出し、米朝の最高指導者間の建設的な交渉努力を阻んだ」と非難したという。

タス通信はさらに、同次官の発言として、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が近く、米国との協議を巡る自身の立場について公式に発表すると伝えた。

AP通信によると、崔次官は、米国はハノイでの首脳会談で絶好の機会を逃したと発言。金委員長が履行中のミサイル発射停止措置を再考する可能性があると警告した。

AP通信によると、同次官は「米国のギャングのような姿勢はいずれこの状況を危険に陥れる」とも述べた。一方で、「両最高指導者間の個人的な関係は依然として良好で、相性は不思議なことにすばらしい」と付け加えた。

ポンペオ米国務長官は、崔次官が協議継続の可能性に含みをもたせていると指摘した。[nL3N2123VH]

記者会見で「対話や交渉を継続していけると期待している」とし、「対話継続が米政権の要望だ」と語った。また、金委員長が核・ミサイル実験を再開しないとのコミットメントを堅持することを期待していると語った。

ポンペオ長官はさらにFOXニュースで、金委員長が実験を再開すれば、「最も不幸なことだ。金委員長はそのことを理解しているはずだ」とし、米国がどのように対応するかについては予断を持ちたくないと語った。

対北朝鮮強硬派のボルトン大統領補佐官は記者団に対し、北朝鮮高官の発言に目を通したが「正確でない」とした上で、韓国側と協議したが、他の米当局者とも話し合いたいと語った。

韓国大統領府は声明で「崔次官の発言だけで現在の状況を判断することはできない」と指摘し「状況を注視しており、どのような状況にあっても政府は米朝協議の再開に向けて取り組んでいく」との立場を示した。

韓国統一省の報道官は記者会見で、北朝鮮・開城(ケソン)の連絡事務所で予定されていた南北間の定例協議が中止されたと公表した。北朝鮮側が高官を派遣しないと伝えてきたという。

米ジェームズ・マーティン不拡散研究センター(CNS)のジョシュア・ポラック氏は北朝鮮が最後通告をしている可能性があるとの見方を示し、「北朝鮮は状況が変わらなければ事態がどちらの方向に進むかを示そうとしている」と述べた。

北朝鮮分析サイト「38ノース」の創設者ジョエル・ウィット氏は、ハノイ会談の決裂を受けて、北朝鮮が交渉姿勢を硬化させた公算が大きいと分析。「ロケット発射決定を下す前に、向こう数日間米側の反応を探る可能性が高い」と話した。

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