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北朝鮮が短距離弾道ミサイル1発発射、16日のICBM級に続き

 日本の海上保安庁は19日、防衛省の情報として、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。2014年10月、スイスのジュネーブで撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[ソウル/東京 19日 ロイター] - 韓国軍は19日、北朝鮮が朝鮮半島の東岸沖に向かって短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表した。同国は日韓首脳会談が行われた16日にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を打っており、日本政府は今回の発射を受け北朝鮮に対し中国・北京の大使館ルートを通じ厳重に抗議した。

韓国軍によると、ミサイルは北朝鮮西岸の東倉里から午前11時過ぎに発射された。日本の井野俊郎防衛副大臣によると、ミサイルの最高高度は約50キロ、飛距離は約800キロで、変則軌道で飛行した可能性がある。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられ、航空機や船舶からの被害情報は確認されていない。

ミサイル発射を受け日米韓は電話協議を行い、北朝鮮を強く非難した上で同国が「前例のない頻度と態様で弾道ミサイル等の発射を行っていることは、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦である」との認識を改めて共有し、引き続き緊密に連携することを再確認した。

米インド太平洋軍司令部は声明で、今回のミサイル発射は米国市民や同盟国に差し迫った脅威をもたさらないとしつつも、相次ぐミサイル発射は北朝鮮の違法な大量破壊兵器および弾道ミサイルプログラムが地域の安定をいかに揺るがすかを浮き彫りにしていると指摘した。

北朝鮮は16日、ICBM「火星17」を1発発射した。米韓両軍は23日までの予定で、大規模合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を実施している 。

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