March 4, 2014 / 1:22 PM / 6 years ago

ウクライナでの武力行使、現時点で不要、解決に向け協力の用意=プーチン露大統領

[ノボ・オガリョボ(ロシア) 4日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナのクリミアで現時点で武力を行使する必要はないとの立場を示した。

3月4日、ロシアのプーチン大統領はウクライナのクリミアで現時点で武力を行使する必要はないとの立場を示した。写真はモスクワ郊外の大統領公邸で記者会見する同大統領(2014年 ロイターAlexei Nikolskiy)

同大統領はモスクワ郊外の大統領公邸で記者会見し、「武力行使の可能性は存在するが、その必要性は現時点ではない」とし、「武力行使は完全に最後の手段となる」と述べた。

ただ、欧米が検討しているロシアに対する制裁措置の導入は非生産的との考えを示した。

プーチン大統領はこの日、同国中部と西部で軍事演習を実施した部隊に、演習終了後の基地への撤収を指示している。

前日の金融市場ではウクライナ情勢の緊迫化を受けロシアの主要株価指数が10%を超えて下落するなど、ロシアの金融市場はトリプル安となったが、この日の取引では主要株価指数は一時約4%上昇した。

ウクライナで起きたことは「違法なクーデター」とし、政変で大統領を解任されたビクトル・ヤヌコビッチ氏が実際の権限はないものの合法的な指導者だとの見解を示した。

また、クリミア半島で政府庁舎を封鎖した武装集団は「地元の自衛団」と語り、ロシア軍の同地域での権力掌握を否定。そのうえで、クリミアでの分離主義的動きを挑発するつもりないと強調した。

ただ、ウクライナ東部に「無法状態」が広がった場合、ロシアの介入を求めるヤヌコビッチ氏の要請を受け入れたため、ロシアは介入する権利を有すると表明。介入は「合法的に国際法の枠組みの中で」実施されると述べた。

ロシア金融市場の混乱については、投資家による「戦術的で一時的な」行動だと評した。

プーチン大統領はロシアに対して制裁を検討している西側諸国に触れ、制裁を発動した場合に自国が被る損害をまず考えるべきだとした。

「ロシアに対する全ての脅しは逆効果で有害」だと強調。ロシアは主要8カ国(G8)会合を主催する用意があるとし、参加したくない西側諸国は「する必要がない」と述べた。

ただ、ウクライナをめぐる問題の解決に向け、西側諸国と協力する用意があることも表明。

「西側諸国は不法なクーデターと武力による権力掌握を支援した」としながらも、「こうした状況下でも、ロシアは協力する用意がある。西側諸国との関係を断ち切りたくない」と述べた。

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