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野村HDの10―12月、純利益が過去2番目の高水準 全部門で好調

野村ホールディングスが3日発表した2020年10―12月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比72%増の984億円だった。写真は、同社のロゴ。2015年12月1日に都内で撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 3日 ロイター] - 野村ホールディングスが3日発表した2020年10―12月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比72%増の984億円と、同四半期としては、06年3月期(1065億円)に次ぐ過去2番目の高水準を記録した。良好なマーケット環境に支えられ、営業・アセットマネジメント・ホールセールの全3部門が好調に推移した。コスト削減も寄与した。

主要3部門の税前利益は同82%増の1275億円と、リーマン危機前の07年4─6月期以来、13年半ぶりの高水準となった。営業部門の税前利益は61%増の283億円。セカンダリー株式売買や債券販売が増加した。アセットマネジメント部門は140%増の223億円。アメリカン・センチュリー・インベストメンツ関連損益の改善により、02年3月期以降で最高の水準を記録した。

ホールセール部門は78%増の769億円となった。新型コロナウイルス感染拡大が始まった当初と比べ、資金調達や国境をまたいだ企業の合併・買収(M&A)案件が増加し収益に貢献した。

インターネットで会見した北村巧財務統括責任者(CFO)は、足元のホールセール部門の状況について「第3・四半期のモメンタムを維持している」と述べ、「(来期も)事業環境は引き続き追い風」との認識を示した。

野村HDは19年、業務体制を見直すなどの大規模な構造改革に踏み切った。世界的な金利低下の局面をとらえた債券関連収益の増加などを背景に、19年4―6月期純利益は前年同期の約11倍に回復、その後も順調な業績を維持している。

北村CFOは、マーケット環境に左右される部分はあるものの、高いマーケットシェアやコスト削減の構造を維持できていることから、「以前に比べはるかにサステナブル(持続可能)になっている」と説明した。

*内容を追加しました。

新田裕貴

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