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北朝鮮、ウクライナ危機中に再びミサイル 北京でパラ開催

 3月5日、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が飛翔体を東方向へ発射したと発表した。日本政府は、弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたとしている。2014年10月撮影(2022年 ロイター/Denis Balibouse)

[ソウル/東京 5日 ロイター] - 北朝鮮は5日午前、弾道ミサイルとみられる飛翔体を東方向へ発射した。国際社会の目がウクライナ危機に注がれる中、同国によるミサイル発射は今年9回目。前日には中国・北京でパラリンピックが開幕し、9日には韓国大統領選挙を控えている。

日本政府によると、北朝鮮は午前8時47分ごろ、少なくとも1発の弾道ミサイルを発射した。韓国軍は、平壌の国際空港がある順安付近から弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射したとみている。前回2月27日を含め、過去にもこの場所から発射している。

日本の防衛省は最高高度約550キロ、飛行距離約300キロと推定。朝鮮半島東岸の、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと分析している。

岸信夫防衛相は記者団に対し、「国際社会がロシアによるウクライナ侵略に対応している中、また北京のパラリンピック開催中の発射であり、断じて容認できない」と語った。日本は大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。

韓国は国家安全保障会議を緊急招集。声明で、度重なる弾道ミサイル発射を非難した上で、寧辺(ヨンビョン)や豊渓里(プンゲリ)といった北朝鮮の核・ミサイル関連施設への監視を強め必要な措置を講じていくと表明した。

米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示している。

アナリストは、北朝鮮が韓国新大統領の就任や、故金日成(キムイルソン)主席の誕生日である4月15日の太陽節を利用して、新型ミサイルなどの試射を行う可能性があるとみている。

米ウィルソン・センターのジーン・リー氏はツイッターへの投稿で、ウクライナに世界の注目が集まる中、北朝鮮のミサイル発射実験のタイミングは奇妙に見えるかもしれないとする一方、「北朝鮮では、4月半ばに予定される大規模軍事パレードで(朝鮮労働党総書記の)金正恩氏が披露するための完璧な新兵器に科学者らが注力しており、完璧に理にかなっている」と指摘した。

韓国の梨花女子大学のレイフエリック・イーズリー教授は、韓国が国産衛星の試験的打ち上げを再度試みる前、太陽節のあたりに北朝鮮が「衛星打ち上げ」を実施する準備をしている可能性があると述べた。

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