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北朝鮮GDP、昨年は23年ぶり大幅減 コロナや制裁で=韓国中銀

[ソウル 30日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は30日、北朝鮮の経済成長率が2020年に23年ぶりの大幅なマイナスを記録したと発表した。国連の制裁、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)、悪天候が響いたという。

 7月30日、韓国銀行(中央銀行)は、北朝鮮の経済成長率が2020年に23年ぶりの大幅なマイナスを記録したと発表した。写真は北朝鮮の羅津で2014年7月撮影(2021年 ロイター/Yuri Maltsev)

20年の北朝鮮の実質国内総生産(GDP)は4.5%減。3年ぶりのプラスとなった19年の0.4%増からマイナスに転じ、1997年以来の大幅な落ち込みを記録した。

韓国中銀の当局者は記者団に対し「国連の厳しい制裁が継続していることに加え、新型コロナ対策のロックダウン措置、豪雨や台風といった天候悪化がマイナス成長の主な要因となった」と説明。

コロナ関連規制は製造業とサービス業に大きな影響を与えたと指摘した。

北朝鮮は経済統計を公表しておらず、韓国中銀の統計が最も信頼性が高いとみられている。

北朝鮮は新型コロナの感染者を公式に確認していないが、金正恩朝鮮労働党総書記は先月、防疫措置の失敗が「重大な出来事」につながり、国家と国民の安全を危険にさらしたとして党幹部を叱責した。

GDPの内訳では経済全体の28%を占める鉱工業生産が5.9%減少。農林水産業は7.6%減少した。

3分の1を占めるサービスセクターは4.0%落ち込んだ。

20年の貿易高は73.4%減の8億6000万ドルだった。時計やかつらなど制裁対象外の輸出がロックダウンの影響で減少。時計は86.3%、かつらは92.7%の大幅な落ち込みとなった。

GDPに占める貿易高の比率は16年には約21.9%だったが、20年は2.9%に大幅低下したという。

韓国中銀は1991年以降、情報機関や貿易機関、統一省などのデータを利用して北朝鮮経済の動向を推計している。

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