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北朝鮮紙、外国の援助は「毒入りキャンディー」 自立促す

 2月22日、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は論説で、食料不足への対応で海外からの援助に頼ることは「毒入りキャンディー」を食べることと同じだとし、制裁や新型コロナウイルス規制で状況が悪化しているにもかかわらず経済的自立の必要性を強調した。写真は北朝鮮の旗。ジュネーブで2014年10月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[ソウル 22日 ロイター] - 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は22日付の論説で、食料不足への対応で海外からの援助に頼ることは「毒入りキャンディー」を食べることと同じだとし、制裁や新型コロナウイルス規制で状況が悪化しているにもかかわらず経済的自立の必要性を強調した。

北朝鮮は近年、洪水や台風に加え、核・ミサイル開発計画抑制に向けた国際的な制裁、新型コロナウイルス関連規制に伴う中国との貿易急減などで食料不足に見舞われている。

同紙は、国家を略奪・支配するための「わな」として援助を利用し、内政に干渉する「帝国主義者」から経済援助を受けてはならないと警告。「毒入りキャンディーを受け取って食べることで経済を活性化させようとするのは間違いだ」と論じた。

韓国の聯合ニュースは同日、関係筋の話として、北朝鮮中部の价川市などにある3つの刑務所で過去2年間に約700人の受刑者が飢餓や病気で死亡したと報じた。

韓国統一省はこの報道についてコメントを控えたが、北朝鮮の一部地域で餓死者が最近増えているようだとの認識を前日に示していた。

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