[ソウル 16日 ロイター] - 北朝鮮は農業安定化問題を議論する閣僚級会議を15日に開催したと、国営の朝鮮中央通信(KCNA)が16日報じた。
高官らは会議で、安定した農業生産を確保するための「さまざまな詳細な行動計画」を提示したという。
金正恩朝鮮労働党総書記は、先月の党中央委員会第8期第7回拡大総会で、農業生産の「根本的な変革」を呼びかけた。
韓国の国会議員は今月、情報当局者の話として、北朝鮮は年間80万トンのコメ不足に直面していると指摘。現在の食料不足は穀物政策、流通問題、新型コロナウイルス禍が原因と述べた。
最近の国連の報告書によると、2021年末時点で北朝鮮の人口の60%が食料難に苦しんでいると推定されている。コロナ禍前の40%から急上昇した。
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