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北朝鮮が短距離弾道ミサイル、変則軌道か 米副大統領の訪韓前に

[ソウル/東京 25日 ロイター] - 韓国軍合同参謀本部は25日、北朝鮮が弾道ミサイルを東岸沖に向けて発射したと発表した。米原子力空母ロナルド・レーガンが韓国南部・釜山の海軍基地に入港した後のタイミングで、ハリス米副大統領の訪韓も数日後に控えている。

 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が25日に弾道ミサイルを東岸沖に向けて発射したと発表した。写真は北朝鮮の旗。韓国側から7月代表撮影(2022年 ロイター)

韓国軍によると、北朝鮮が発射したのは短距離弾道ミサイル1発。午前7時前(日本時間、同)に平安北道の泰川郡から発射した。高度60キロをマッハ5の速度で600キロ飛行したと分析し、米軍とともに対応を協議したとしている。

一方、日本の防衛省は変則軌道で飛行した可能性があると分析。最高高度約50キロ、通常軌道なら約400キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。

浜田靖一防衛相は記者団に「断じて許されない。ミサイル技術の著しい向上を見過ごすとはできない」と語った。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射準備をしているとの情報が事前に出ていたが、「現時点で(弾種について)確たることを言うのは困難」と述べた。

米インド太平洋軍は声明で、北朝鮮がミサイルを発射したことは認識しているとした上で、同盟国と緊密に協議していると説明するとともに、韓国と日本の防衛に関与することを再確認した。

「今回のミサイル発射は、米国の国民や領土、同盟国に直接的な脅威を与えるものではないと評価しているが、北朝鮮の違法な大量破壊兵器・弾道ミサイル計画による不安定化の影響を鮮明にした」とした。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは、1日で8発の短距離弾を試射した6月5日以来。日本の防衛省によると、巡航ミサイルを含め今年19回目の発射となった。日本は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。

米韓両国は北朝鮮の相次ぐミサイル発射を受け、合同演習の規模を拡大する方針を打ち出していた。23日には米ロナルド・レーガン率いる空母打撃群が約4年ぶりに釜山に入港した。韓国軍との合同演習に参加する。

また、27日の安倍晋三元首相の国葬に参列するハリス副大統領が、その後に韓国を訪問する。

韓国聯合ニュースは24日、米副大統領の日韓訪問を数日後に控え、北朝鮮がSLBM発射実験を準備しているとみられる兆候を韓国軍が検知したと報じていた。韓国大統領府も同日に声明を発表し、尹錫悦大統領がSLBMを含む北朝鮮の挑発行為を示唆する兆候や動きを認識していると表明していた。

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