[チューリヒ 7日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は7日に発表した年次報告書で、北朝鮮の核開発プログラムについて「深刻な懸念」があるとし、国連安全保障理事会決議を順守するよう要請した。
IAEAは、北朝鮮が豊渓里近くの核実験場で核実験用トンネルの掘削作業を3月に開始したと指摘。掘削作業は5月までに完了した可能性があるという。
また、核実験場で複数の木製施設が建設されたほか、近くの道路の一部を補強する作業が確認されたという。
報告書で「北朝鮮の核開発計画の継続は、関連する国連安保理決議に対する明確な違反であり、深く遺憾だ」とした。
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