for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ノルウェー政府系ファンド、加ボンバルディアなどを監視リストに

[8日 ロイター] - ノルウェーの政府系ファンド(運用資産1兆3000億ドル)は、カナダの航空機大手ボンバルディア、インドの港湾運営大手アダニ・ポーツ、韓国の物流会社である現代グロービスについて、倫理上の懸念により投資対象から除外する可能性があるとして監視リストに加えた。

 ノルウェーの政府系ファンドは、カナダの航空機大手ボンバルディア、インドの港湾運営大手アダニ・ポーツ、韓国物流会社の現代グロービスについて、倫理上の懸念により投資対象から除外する可能性があるとして監視リストに加えた。写真はアダニの業務拠点のムンドラ港。2014年4月撮影(2022年 ロイター/Amit Dave)

ファンドを管理するノルウェー銀行(中央銀行)は7日の声明で、ボンバルディアが「重大な汚職に加担している、あるいはその責任を負っているという容認できないリスク」があるとした。リフィニティブのデータによると、ファンドは同社の株式1.2%保有している。

ファンドの倫理評議会によると、調査の結果、ボンバルディアまたはその子会社が10年以上にわたって6カ国で汚職の申し立てや疑惑に関連していた。

いずれも子会社が契約を獲得することを目的とした総額1億ドル以上の賄賂や疑わしい取引に関連しているという。しかし、同評議会は、ボンバルディアは汚職疑惑の大半が関連していた運輸部門を2021年に売却したと指摘している。

業務時間外のため、ボンバルディアからは今のところコメントを得られていない。

同ファンドによると、アダニ・ポーツは、軍事政権下のミャンマーでの港湾ターミナル建設に関与しているため、人権の「深刻な侵害」に関わった可能性がある。リフィニティブによると、ファンドは同社の株式0.7%を保有している。

アダニ・ポーツは昨年、ミャンマーでのコンテナターミナル建設計画を断念すると発表。6月までにこの投資から完全に撤退する見通しだ。しかし、ファンドは、このような撤退がいつ実行できるのかについて大きな不確実性があるとしている。

アダニ・ポーツは「世界の同業他社と同様に、われわれはミャンマーの状況を注意深く見守っており、今後の方策について助言を求めるため関連当局やステークホルダーと関わっていく」と表明した。

同ファンドは現代自動車グループの一部門である現代グロービスについて、廃船解体作業を行うパキスタンとバングラデシュの海岸での労働条件が極めて劣悪で、人権侵害を助長していると指摘した。リフィニティブによると、ファンドは同社の株式0.81%を保有する。

現代グロービスからは今のところコメントを得られていない。

同ファンドはまた、中国のスポーツウェアメーカーである李寧について、中国・新疆における深刻な人権侵害に加担しているという「受け入れがたいリスク」があるため、投資対象から除外したと発表した。

李寧からは今のところコメントを得られていない。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up