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ノルウェー政府年金基金、女性役員の採用で企業に圧力

[オスロ 15日 ロイター] - 世界最大の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金は、投資企業に対して、女性役員採用を一段と進め、取締役会での女性比率を高めるために数値目標の設定を検討するよう求める方針。

同基金の幹部がロイターの取材で語った。

ノルウェー政府年金基金の運用資産は1兆3000億ドル。各国の約9200社に投資し、世界に上場する株式の約1.5%を保有している。これまでにも環境・社会・企業統治を考慮する「ESG投資」で運用業界をリードしてきた。

ロイターが確認した公表前の投資方針書によると、同基金は投資先に対し、取締役会で男性か女性どちらかが占める割合が30%未満の場合、ジェンダー多様性の目標設定の検討と進捗状況の報告を求める方針。

ニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)はロイターに対して「丁寧な言い方かもしれないが、われわれの考えていることは非常に明確だ」と述べた。

また、ガバナンスとコンプライアンス担当トップのカリーヌ・スミス・イヘナチョ氏は「私たちが望んでいることは、取締役会での女性の活躍です」と述べ、「多様性は取締役会にとって有益なものです。なぜなら、より良い視点をもたらし、意思決定に役立ち、企業の正当性にとって一段と重要になっているからです」と説明した。

「女性の代表者がいないということは、その企業に最高の取締役を採用するためのプロセスが整っていないという警告にもなり得ます」と語った。

ノルウェーでは2003年、オスロ証券取引所に上場している175社を含む約500の企業に役員に占める女性の割合を40%に引き上げることを義務付けた。

英国もFTSE350種総合株価指数採用企業で女性役員比率を33%を目指すなど、取締役会の多様化を図る動きは他国でも広がっている。

ノルウェー政府年金基金は、今年の年次総会から、最低2人の女性役員を採用していない企業について、指名委員会の任命に反対票を投じることで圧力をかける方針。

スミス・イヘナチョ氏は「われわれは、先進国市場や女性の比率が低い企業、米国や欧州の大企業や中堅企業から始めます」と述べた。

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