[21日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは21日、1対4の株式分割を発表した。投資家が同社株を買いやすくするのが狙いで、株価は2.6%急伸し、この日の取引を599.67ドルで終えた。
株価は2020年に2倍超に膨れ、今年も年初から約14%上昇している。
株式分割は少額取引を行う個人投資家の呼び込みにつながる可能性がある。ただ、1株に満たない端株取引を提供する証券会社が増えているため、株式分割のメリットが見えづらくなりつつある。
昨年は米アップルが1対4、米電気自動車大手テスラが1対5の株式分割をそれぞれ行った。
エヌビディアの発表によると、7月21日時点の株主を対象に、同月19日の取引終了時点に分割後の新株が有効になり、翌20日から分割後の株価で取引されるようになる。
6月の株主総会での承認を経て実施される見通し。
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