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ドル、対円で上昇 リスク志向高まり一時2カ月ぶり高値=NY市場
2017年5月10日 / 21:56 / 6ヶ月後

ドル、対円で上昇 リスク志向高まり一時2カ月ぶり高値=NY市場

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、投資家のリスク志向の高まりを背景にドルが対円で上昇した。約2カ月ぶりのドル高水準となる場面もあった。米原油価格や米国債利回りの上昇もドルには追い風だった。

 5月10日、終盤のニューヨーク外為市場では、投資家のリスク志向の高まりを背景にドルが対円で上昇した。2016年11月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic)

ドルは、安全資産とされるスイスフランCHF=に対しても値上がりし、0.1%高の1.0086フランをつけた。

ドル/円JPY=は114.35円まで上昇する場面があったが、終盤は0.2%高の114.27円で取引された。

クレディ・アグリコルの外国為替ストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、米国10年債入札で需要の弱さが示されたことや原油価格の大幅な上昇により米国債の利回りが上昇したことが、ドル高を後押ししたと指摘。

米原油先物相場Clc1はこの日、一時1週間ぶりの高値をつけた。

テンパス・コンサルティングの通貨トレーダー、フアン・ペレス氏は「ドルの対円の動きからは、リスク志向が強まり(投資資金が)コモディティーへと向かっていることがうかがわれる」と分析した。

トランプ米大統領は9日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官を突然解任。昨年の大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係に関するFBIの捜査が理由ではないかとの疑惑が浮上した。トランプ政権が掲げている経済政策の実行能力に対する疑念を再び強める結果にもなっている。

市場はひとまず落ち着きを取り戻しており、投資家は米経済成長が年後半に加速し、連邦準備理事会(FRB)は現在の利上げ継続の姿勢を維持することを見込んで、ドル/円相場に対する強気姿勢を保っている。

とはいえ、そうした見通しはトランプ氏が期待される税制改革をはじめとした国内問題に集中して取り組めることが前提だ、とBKアセット・マネジメントのFX戦略マネジングディレクターのボリス・シュロスバーグ氏は強調。コミー長官の解任によって議会が紛糾し、トランプ氏は自身の判断の正当性を主張するために時間を割くことになりかねないとの見方を示した。

ドル/円 NY終値 114.27/114.30

始値 113.71

高値 114.35

安値 113.71

ユーロ/ドル NY終値 1.0866/1.0870

始値 1.0868

高値 1.0882

安値 1.0854

表はロイターデータに基づいています

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