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ドル上昇、雇用統計受け刺激策への期待高まる=NY外為

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して上昇した。昨年12月の米雇用統計がさえない内容となったことを受け、追加経済刺激策への期待が高まった。

ニューヨーク外為市場でドルが主要通貨に対して上昇。昨年12月の米雇用統計がさえない内容となったことを受け、追加経済刺激策への期待が高まった。写真は2011年、東京で撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao/File Photo)

米労働省が8日に発表した2020年12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比14万人減少し、8カ月ぶりに悪化に転じた。国内でなお猛威を振るう新型コロナウイルスにより、パンデミック(世界的大流行)禍からの回復が一時的に失速する可能性を示唆した。

前日にはドルが約3年ぶりの安値水準から浮上。米債利回りの上昇が支援した。一方、ユーロに対しては利益確定売りが出ていた。

雇用統計発表後、ドルは一時的に売り圧力が強まったが、追加刺激策への期待の高まりとともに切り返した。

TDアメリトレードの外国為替・先物担当マネジングディレクター、JBマッケンジー氏は「景気刺激策の拡大や新大統領就任への期待がすぐに織り込まれ、ドルの底堅さにつながった」と述べた。

ドル指数は0.35%上昇の90.117。一時90.252と1月1日以来の高値を付けた。

バイデン次期米大統領は8日、12月の雇用統計で一段の新型コロナウイルス対策が必要なことが示されたとし、財政赤字が膨らんだとしても、現時点で行動を起こすことが経済に対する支援になるとの考えを示した。

民主党が上院を実質支配することで、バイデン氏は財政支出拡大が可能になった。一部のアナリストはこれがリスク選好度を高め、債券やドルに逆風になりかねないと指摘しているが、昨年末のドルに対する根強い弱気見通しはやや後退している。

ドル指数は年初の数日で昨年末から0.9%下落し18年3月以来の安値を付けたが、その後は直近2営業日で一時1.2%高となった。

ドル高を背景にユーロとポンドはともに下落。ユーロは0.5%安の1.2209ドル、ポンドは0.01%安の1.3562ドルとなった。

前日に初めて4万ドルを突破した暗号資産(仮想通貨)ビットコインはこの日、一時4万1802.84ドルと最高値を更新した。終盤は2.39%高の4万0454.81ドル。

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