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NY外為市場=ドル下落、ECB総裁発言と軟調な米指標受け

[ニューヨーク 28日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言や米経済指標などが消化される中、ドルがユーロと英ポンドに対し軟調に推移した。

ニューヨーク外為市場では、ドルがユーロと英ポンドに対し軟調に推移した。 2020年1月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

ユーロは対ドルで一時約0.7%上昇。1日の上昇率としては5月以来の大きさとなる。終盤の取引では1.1681ドル。

英ポンドは対ドルで約0.4%高の1.3788ドル。

主要6通貨に対するドル指数は約0.6%安の93.3580。

米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控える中、外為市場ではこのところ中央銀行の動きを反映しボラティリティーが高まっている。前日はカナダ銀行(中央銀行)がタカ派的なスタンスを表明。この日は日銀、ECB、オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の動きを受け、相場の値動きが高まった。

TDセキュリティーズのシニア外為ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は「インフレ懸念に加え、中央銀行が対応で後手に回っているとの見方に市場は敏感になっている」と指摘。月末を控えたポートフォリオ調整もボラティリティーが高まる要因になっていると述べた。

ECBは28日の理事会で、現行の金融政策の維持を決定。市場で物価上昇に対応するためにECBは来年にも利上げを迫られるとの見方が出る中、ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、来年には物価圧力は緩和するとの考えを示し、こうした見方を退けた。

一部市場関係者は、ラガルド氏の発言は市場が期待していたほどECBのハト派的なスタンス強く肯定するものではなかったと指摘。ラボバンクは「ラガルド氏は、来年には利上げが実施されるとの市場の観測を退けることはできなかった」と述べた。

米商務省が発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比2.0%増と、第2・四半期の6.7%増から大幅に減速。ドルの支援要因にはならなかった。

日銀は27─28日に開いた金融政策決定会合で、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策の継続を賛成多数で決定。ただ円相場はこれに反応しなかった。

その他の中銀の動きでは、豪中銀が28日の定例オペで、3年債利回り目標の対象である2024年4月償還債の買い入れを見送った。これを受けて同国債の利回りは目標を大きく上回る水準に急上昇し、市場の早期利上げ観測が強まった。

これを受け豪ドルは対米ドルで一時0.5%下落。ただその後は上向き、0.3%高。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3%高の6万0040ドル。

ドル/円 NY終値 113.56/113.60

始値 113.58

高値 113.71

安値 113.26

ユーロ/ドル NY終値 1.1679/1.1683

始値 1.1605

高値 1.1692

安値 1.1583

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