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NY外為市場=ドル下落、米CPI予想超えて上昇せず

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドル指数が約2カ月ぶり安値を付けた。昨年12月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を超えず、連邦準備理事会(FRB)の金融政策正常化に向けた動きを加速させるものでなかったことがドルの重しになった。

ニューヨーク外為市場では、ドル指数が約2カ月ぶり安値を付けた。昨年12月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を超えず、連邦準備理事会(FRB)の金融政策正常化に向けた動きを加速させるものでなかったことがドルの重しになった(2022年 ロイター/Kacper Pempel)

主要6通貨に対するドル指数は0.7%安の94.944。一時は94.903と、昨年11月11日以来の低水準を付けた。

労働省が朝方発表した12月のCPI(季節調整済み)は前年同月比7.0%上昇と、11月の6.8%上昇から加速し、1982年6月以来39年6カ月ぶりの高い伸びとなった。ただ上昇率はロイターがまとめたエコノミストと一致した。

ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米経済は3月の利上げ着手に用意ができているように見える」と指摘。ただ「FRBが今年は極めてタカ派化するとの見方がすでに織り込まれていることがドルに対する問題になっている」とし、「今回のCPI統計はかなり過熱していたが、それでもドル相場とFRBの政策に関する織り込み済みの見方が再確認されたにすぎなかった」と述べた。

マネックス・ヨーロッパのシニア外為市場アナリスト、サイモン・ハービー氏は「FRBの政策正常化について市場は先走りしていた」とし、「FRBが年内に4回の利上げを実施し、資産を縮小することで量的引き締めに転じるか、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大による影響を見極める必要がある」と指摘。「今回のCPI統計を受け、FRBが3月に利上げに着手する軌道から外れることはないが、インフレ圧力の低減を示す指標の発表が続けば、今年の金融政策正常化に向けた観測が後退し、結果的にドルの継続的な下押し圧力になる」と述べた。

リスク動向を反映しやすい豪ドルは対米ドルで1.04%上昇し、1週間ぶり高値を更新。カナダドルも対米ドルで上昇し、約2カ月ぶり高値を付けた。

英ポンドは対ドルで0.56%上昇。英国のオミクロン株による感染拡大は最悪期を脱したとの見方が、イングランド銀行(英中央銀行)が近く追加利上げに踏み切るとの観測につながっている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.3%高の4万3717.08ドル。10日に5カ月ぶり安値を付けたが、回復が続いている。

ドル/円 NY終値 114.63/114.64

始値 115.39

高値 115.44

安値 114.39

ユーロ/ドル NY終値 1.1442/1.1446

始値 1.1361

高値 1.1452

安値 1.1361

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