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NY外為市場=ユーロ約20年ぶり安値、パリティは達せず

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、欧州がエネルギー危機によりリセッション(景気後退)に陥るとの懸念からユーロが1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)に迫ったものの、パリティには達しなかった。市場関係者はテクニカルな動きが背後にあったとの見方を示している。

ニューヨーク外為市場では、欧州がエネルギー危機によりリセッション(景気後退)に陥るとの懸念からユーロが1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)に迫ったものの、パリティには達しなかった。市場関係者はテクニカルな動きが背後にあったとの見方を示している。(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

独欧州経済センター(ZEW)発表の7月のドイツ景気期待指数はマイナス53.8と、前月のマイナス28.0から大幅に悪化。これを受けユーロは一時1.00005ドルと、2002年12月以来の安値を付けた。

終盤の取引では1.0045ドル。一部のアナリストはオプション取引やショートカバーに関連するテクニカルな動きが背後にあったとの見方を示している。

TDセキュリティーズ(ニューヨーク)のシニア外為ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は、連邦準備理事会(FRB)が欧州中央銀行(ECB)よりも積極的な利上げを行っていることや、欧州のマクロ要素の悪化などがユーロの重しになっていると指摘。「ユーロの見通しは極めて悪い。かなり高い確率でいずれパリティを下回るだろう」と述べた。

みずほの外為取引責任者、ニール・ジョーンズ氏はこの日の動きについて、パリティを下回るとの見方からユーロを「ショート」にしていた投資家が、パリティに達しなかったことを受け買い戻したと指摘。

バノックバーン・グローバル・フォレックス(ニューヨーク)のチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「パリティはチャート上の重要なポイントというよりも、むしろ心理的な節目だ」とし、「0.96ドル、もしくは0.98ドルがチャート上の重要なポイントとなる」と述べた。

市場は13日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)に注目。マネックス・ヨーロッパの外為部門責任者サイモン・ハーベイ氏は「ユーロ/ドルが(パリティの)基準値を超えるには米CPI、もしくは欧州エネルギー市場の見通しが明らかになるのを待つ必要がある」としている。

ドルは対円で0.47%安の136.78円。前日には137.73円と、24年ぶりの高値を付けていた。

主要6通貨に対するドル指数は0.07%安の108.06。

豪ドルは一時20年6月以来の安値を付けたものの、その後は持ち直し、0.36%高。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.95%安の1万9560ドル。

ドル/円 NY終値 136.86/136.89

始値 136.83

高値 136.87

安値 136.49

ユーロ/ドル NY終値 1.0036/1.0040

始値 1.0018

高値 1.0073

安値 1.0019

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