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NY外為市場=ポンド急上昇、英財政政策の180度転換で心理好転

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した一方、ポンドが急上昇した。ハント英新財務相が失墜した投資家の信頼を回復させるため、英史上最大級の財政政策を180度転換させたことを受けたほか、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の決算が予想を上回ったことでリスク選好が高まった。

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した一方、ポンドが急上昇した。(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

クワーテング英前財務相の後任として14日に起用されたハント財務相は17日、トラス首相の経済対策を撤回し、大規模なエネルギー支援策を縮小。トラス政権の450億ポンドの減税計画についてほぼ全てが撤回されるほか、光熱費の支援も抑制し、1000億ポンド以上が費やされると見込まれていた2年間の家計・企業向けエネルギー支援策が4月までに短縮される。

フォレックスライブのチーフ外為アナリスト、アダム・バトン氏は「今月に入り、ポンドが外為市場のけん引役だったが、英政府が発表した大きな変化により、ポンドへの信頼が回復し、ドルから資金が流出した」と述べた。

ポンド/ドルは1.54%高の1.1348ドル。序盤には1.1440ドルと10月5日以来の高値を付けた。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、ポンドは9月26日に付けた過去最安値の1.0327ドルで底入れした可能性が高いと指摘。次の主要な抵抗水準は1.15ドルとした。

BofAが17日発表した第3・四半期決算は9%の減益となったものの、1株利益は市場予想を上回った。米連邦準備理事会(FRB)による一連の利上げを追い風に金利収入が増加し、投資銀行部門の低迷を補った。これを受けリスク心理が改善した。

ドル指数は0.82%安の112.11。

ブラード米セントルイス地区連銀総裁は15日、FRBの急速な利上げは他の通貨に対するドル高につながったが、利上げを停止する段階になれば、ドルの上昇圧力は緩和されていくとの見方を示した。

ユーロ/ドルは1.19%高の0.9838ドルと10月6日以来の高値を付けた。

日本円は対ドルで一時149.10円と32年ぶりの安値に下落。市場では日銀による介入が注目されている。

ドル/円 NY終値 149.03/149.04

始値 148.83

高値 149.08

安値 148.58

ユーロ/ドル NY終値 0.9838/0.9842

始値 0.9748

高値 0.9852

安値 0.9731

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