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NY外為市場=ドル下落、FRB議長議会証言や雇用統計に注目

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落。7─8日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言と10日発表の2月米雇用統計に注目が集まっている。

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

ドル指数は0.26%安の104.35で推移。ただ、2月1日に付けた9カ月ぶりの安値100.80からは大きく上昇している。

この日発表された1月の製造業新規受注は前月比1.6%減少した。民間航空機の受注急減の影響で減少したものの、機械などは増加し、製造業が足元を固めつつある可能性を示唆した。

一方、米ニューヨーク連銀は、2月のグローバル・サプライチェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)を発表し、「世界的なサプライチェーンを巡る状況は正常に戻ったことを示唆している」との見解を示した。

パウエル議長の証言は、最近のデータを受けてFRBが利上げペースを再加速するか否かに関する新たなシグナルを得るため注目される。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、FRBが3月21─22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利上げを行う確率を76%、50bp利上げを行う可能性を24%織り込んでいる。

アナリストは、FRBは再び利上げペースを拡大することに消極的であるとも指摘する。利上げ幅を25bpに縮小したのは間違いだったと示すことになり、投資家の不安感をあおる可能性があるためという。

中国人民元と豪ドルは下落。5日開幕した中国の第14期全国人民代表大会(全人代)で、李克強首相が2023年の経済成長率の目標を5%前後とし、昨年の目標(5.5%前後)より低く設定したことが背景。

ドル/オフショア人民元は0.81%高の1ドル=6.9519元。豪ドルは0.67%安の0.6723米ドルだった。

ユーロ/ドルは0.35%高の1.0671ドル、ポンド/ドルは0.20%安の1.2019ドル。

ドル/円は、9─10日に黒田総裁にとって最後となる日銀金融政策決定会合を控え、0.15%高の136.02円となった。

ドル/円 NY終値 135.91/135.95

始値 136.15

高値 136.17

安値 135.65

ユーロ/ドル NY終値 1.0678/1.0680

始値 1.0638

高値 1.0694

安値 1.0633

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