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円上昇、日銀緩和見送りや原油安などで=NY市場
2016年3月15日 / 21:26 / 2年前

円上昇、日銀緩和見送りや原油安などで=NY市場

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で下落した。日銀の追加緩和見送りが影響した上に、米小売売上高がさえない結果となったことや原油安を受け、リスク回避の円買いが広がった。また英紙による最新世論調査結果で欧州連合(EU)離脱派が残留派をわずかに上回ったため、ポンド安も目立った。

 3月15日、終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で下落した。写真は外為取引会社の従業員、都内で昨年9月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

ドル/円JPY=は終盤の取引で0.6%安の113.12円。

朝方に2月の米小売売上高が発表されると、ドル/円の下落率が一時1%を超える場面があった。2月の売上高は前月比0.1%減で市場予想ほど減少しなかったが、1月分が0.2%増から0.4%減に大きく下方修正された。

日銀の黒田東彦総裁は会見で、マイナス金利の実体経済への効果見極めにはある程度の時間がかかると発言した一方、必要なら効果が十分に表れる前に追加緩和に踏み切る可能性を示した。それでも円買いの流れは変わらず、日銀が1月にマイナス金利導入を発表した翌日からこれまでに円は6.5%強上昇した。

FISグループの最高経営責任者(CEO)兼最高投資責任者、ティナ・バイルス・ウィリアムズ氏は「現状は明らかに金融政策の手段が枯渇している状態にある。リスク回避局面の到来が予想される中で、円がそれに対する防御手段となっている」と指摘した。

リスク資産である株価は世界全体で過去2週間に5%近く、過去4週間では約10%も上がっている。しかしBNPパリバ(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、こうした値上がりで金利見通しが上昇し始め、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが再び織り込まれつつあるため、市場のリスク志向が幾分慎重化しているとの見方を示した。

ポンドはユーロやドルに対して約1%下落した。調査会社ORBが英紙デイリー・テレグラフ向けに実施した世論調査によると、EU離脱支持派の割合が49%となり、EU残留支持派を2%ポイント上回ったことが売り材料となった。

ユーロ/ドルEUR=はほぼ横ばいの1.1105ドルだった。

ドル/円 NY時間終値 113.14/113.15

前営業日終値 113.79

ユーロ/ドル NY時間終値 1.1108/1.1113

前営業日終値 1.1100

*内容を追加しました。

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