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ドル下落、低い米成長率や失望誘う日銀緩和で=NY外為

7月29日、ニューヨーク外為市場でドルが下落。写真は2013年2月撮影されたドル・円札(2016年 ロイター/Shohei Miyano/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - ニューヨーク外為市場はドルが下落した。第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値の伸びが予想を下回ったほか、日銀の追加緩和が市場の失望を誘った。

ドル指数は1.22%安の96.566と、5日以来の安値水準をつけた。

円は対ドルで3.05%上昇、11日以来の高値水準となる102.04円を記録した。

米商務省が発表した第2・四半期のGDP速報値は、前期比年率で1.2%増と、伸びは市場予想の2.6%増を大きく下回った。

ドイツ銀行の世界FX戦略部門の責任者、アラン・ラスキン氏は「GDP統計の一部は、経済成長率ほど弱くなかった。だが成長率は、連邦準備理事会(FRB)がしばらく(利上げを)待つ可能性を確認させる水準となった」と指摘した。

日銀は28─29日に開いた金融政策決定会合で、上場投資信託(ETF)の買い入れを倍増する追加緩和を決定した。9月の次回会合でこれまでの政策効果を検証し、必要ならば政策のあり方を見直し、その上で追加緩和を辞さない姿勢を示した。

シティグループの外為戦略グローバル責任者、スティーブン・イングランダー氏は、日銀の政策決定について「本当に失望を誘う内容なのか、時間稼ぎをしているのか。市場は答えを探し続けている」と語った。

FRBがタカ派色を示し、日銀も強力な刺激策を打ち出すとして、ドル高が続くと予想していた一部投資家が逆取引を行い、ドル安の勢いが強まった公算が大きい。

米国経済の底堅さを探る手掛かりとして、8月5日発表予定の7月米雇用統計に注目が集まる。

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