February 15, 2018 / 10:36 PM / in 4 months

ドル全面安、対円で15カ月ぶり安値=NY市場

[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが全面安。米10年債利回りが4年ぶり高水準をつけたものの、ドルに対する地合いは軟調で、対円では終盤の取引で1年3カ月ぶり安値を更新した。

 2月15日、ニューヨーク外為市場ではドルが全面安。米10年債利回りが4年ぶり高水準をつけたものの、ドルに対する地合いは軟調で、対円では終盤の取引で1年3カ月ぶり安値を更新した。6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

ドル/円JPY=は最大0.9%下落し、2016年11月以来の安値となる106.03円に迫った。

ユーロ/ドルEUR=は一時0.5%上昇し、2週間ぶりに1.251ドルを上抜けた。その後は1.250ドル近辺を推移した。

ドル指数.DXYは続落。一時88.546と、3週間ぶりの低水準をつけた。

この日は、米10年債利回りUS10YT=RRが3%に迫り、米株価・商品相場が上昇したものの、ドルは幅広い通貨に対し下落。アナリストの間ではドル下落の要因を巡りさまざまな解釈が飛び交っているが、長期的なトレンドとみる向きが優勢となっている。

BMOキャピタル・マーケッツの為替戦略グローバル主任、グレッグ・アンダーソン氏は「為替市場における現在の焦点は世界の成長だ。過去を振り返ると、世界成長の加速はドルの押し下げ要因となっている」と述べた。

朝方発表された1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.4%上昇し、昨年12月の横ばいからペースが加速した。物価上昇圧力が増している兆候があらためて示されたが、ドルは反応薄だった。

前日発表された1月の米消費者物価指数(CPI)も、食品とエネルギーを除くコアCPIが前月比0.3%上昇し、1年ぶりの大幅な伸びとなっていた。

米財政赤字拡大見通しを巡る懸念がドルの圧迫要因になっているとの指摘も聞かれた。

前出のアンダーソン氏は、外国人投資家の間から米財政状況が制御不能に陥るとの懸念を耳にしているとしたうえで「底堅い経済成長を背景に、逃避先通貨は現在必要とされていない。将来必要となる時が来るだろうが、ドルはさほど安全ではない逃避先となる」との認識を示した。

ドル/円 NY終値 106.11/106.14

始値 106.68

高値 106.83

安値 106.04

ユーロ/ドル NY終値 1.2505/1.2507

始値 1.2470

高値 1.2509

安値 1.2458

表はロイターデータに基づいています

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