August 29, 2018 / 9:24 PM / 3 months ago

ドル全面高、米中貿易摩擦懸念がNAFTA妥結期待に冷や水=NY市場

[ニューヨーク 29日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが大半の通貨に対し上昇。米中貿易摩擦の収束はまだ遠いとの見方が、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉妥結への期待に影を落とし、安全資産としてのドル買いを後押しした。

 8月29日、ニューヨーク外為市場ではドルが大半の通貨に対し上昇。米中貿易摩擦の収束はまだ遠いとの見方が、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉妥結への期待に影を落とし、安全資産としてのドル買いを後押しした。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

トランプ米政権による2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税を巡っては、一般からの意見を求めるパブリックコメント期間の期日が9月5日に迫っており、発動は9月中となる見通し。

OANDAのシニア市場アナリスト、クレッグ・アーラム氏は「トランプ大統領は欧州から輸入する自動車に関税を課すと再びけん制し、2000億ドル相当の中国製品に対する関税導入の準備を整えている。問題の収束はまだ先になるだろう」と述べた。

終盤の取引で、ドル/円JPY=は0.5%高の111.67円。一時4週間ぶり高値を付ける場面もあった。

UBSグローバル・ウエルス・マネジメント部門は「全般的なドルの強さを踏まえ、短期的にはドル/円は110円もしくはそれを上回る水準で安定する可能性がある」と指摘。同時に「米中貿易摩擦がエスカレートし、リスク回避の動きが強まる可能性を考慮し、円のロングポジションを維持する」と述べた。

ドルは対豪ドルAUD=で0.4%高、対ニュージーランドドルNZD=でも0.1%高。メキシコペソMXN=、南アランドZAR=、トルコリラTRY=に対しても上昇した。

第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比4.2%増と、速報値の4.1%増から上方改定され、2014年第3・四半期以来の大幅な伸びとなったこともドルを支援した。

米短期金利市場では、米連邦準備理事会(FRB)が96%の確率で9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを実施するとの見方が織り込まれた。

ユーロ/ドルEUR=はほぼ変わらずの1.1700ドル。イタリア財政赤字を巡る懸念がくすぶっている。

カナダドルCAD=D3は対ドルで0.2%上昇。カナダ政府はNAFTA再交渉を巡り、31日までの妥結が可能としつつも、依然として詰めるべき案件が複数残されていることも明らかにした。

ドル/円 NY終値 111.65/111.69

始値 111.17

高値 111.82

安値 111.19

ユーロ/ドル NY終値 1.1706/1.1710

始値 1.1661

高値 1.1710

安値 1.1653

表はロイターデータに基づいています

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