November 2, 2018 / 9:35 PM / 14 days ago

ドル上昇、貿易摩擦懸念や堅調な米雇用統計で=NY市場

[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円、対ユーロともに上昇した。米中の貿易協議がそれほど早期に合意できないとの懸念でリスク選好度が低下し、安全資産としてのドルの需要が高まった。

カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は2日、CNBCテレビとのインタビューで、トランプ政権が当局に対中貿易協定案の策定を指示した事実はないと明言し、ブルームバーグの報道内容を否定した。また米中2国間の交渉の行方について、以前ほど楽観視していないとの考えを示した。

トランプ大統領は記者団に、貿易面で中国との間で多くの進展が見られ、米中が非常に良好な通商協定を締結できるとの見通しを示した。

テンパスのシニア外為トレーダー、フアン・ペレス氏は、カドロー氏の発言を受けてリスク心理が悪化し、その後ドル需要が高まったと述べた。

ドルは対円JPY=で0.51%上昇、ユーロは対ドルEUR=で0.19%下落した。

クレディ・アグリコルの外為ストラテジスト、エリック・ビロリア氏は、「この2日間のドル相場の動きを見ると、米中協議の進展、あるいは進展がないというニュースが、より広範なリスク心理の変動に影響しており、これがドル相場の動向に影響している」と述べた。

この日発表された10月の米雇用統計では、雇用の伸びが大幅に回復したほか、賃金の伸びが9年半ぶりの高水準となり、ドルを支援した。同指標は米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げを引き続き支援するとみられる。

ただ、雇用統計によるドル押し上げは比較的控えめだった。

みずほのFXストラテジスト、サイリーン・ハラリ氏はは、「現行水準ではドル高がやや限定的になり始めている兆しが出ているのかもしれない」と指摘した。

ドル指数.DXYは0.25%高の96.519となり、1年4カ月ぶりの高値を付けた。

オフショア人民元の対ドル相場CNH=D3は、1914GMT(日本時間午前4時14分)現在、1ドル=6.8928元で推移している。一時は9月24日以来の高値となる6.8525元まで上昇した。

英ポンドGBPはこの日、0.32%下落したが、週間ベースでは7週間ぶりの上昇率となる見通し。今週はイングランド銀行(英中銀)が、欧州連合(EU)離脱が順調に進めば利上げの可能性があると示唆したことを受けてポンドを支援した。

カナダドルは1週間ぶり高値から下落。市場では、国内の雇用や貿易統計の力強さが十分ではなく、来月のカナダ中銀の利上げ観測につながっていないとみている。

ドル/円 NY終値 113.18/113.23

始値 112.84

高値 113.31

安値 112.78

ユーロ/ドル NY終値 1.1385/1.1389

始値 1.1448

高値 1.1456

安値 1.1373

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