November 23, 2018 / 10:27 PM / 20 days ago

ドルに安全買い、原油安でリスク選好度低下=NY市場

[ニューヨーク 23日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、原油価格が大きく下落し、世界経済の減速が示唆されたことでリスク選好度が低下し、安全資産としてのドルに買いが入った。同じく安全資産と見なされる円とスイスフランも上昇した。

 11月23日、ニューヨーク外為市場では、原油価格が大きく下落し、世界経済の減速が示唆されたことでリスク選好度が低下し、安全資産としてのドルに買いが入った。バーレーンのマナマで10月撮影(2018年 ロイター/HAMAD I MOHAMMED)

この日の取引で米原油先物CLc1は約8%下落。スコシアバンク(トロント)の首席外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「原油価格が市場心理に大きく影響し、週初からリスク回避が市場の大きな動意となっていた」と指摘。「リスクオフとなっていることで、全般的に今週はドルの地合いは良好となっている」と述べた。

午後の取引で主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.3%上昇の96.959。同指数は過去6営業日で5営業日上昇している。

一部米経済指標が予想より軟調だったことのほか、米連邦準備理事会(FRB)当局者らが経済に対し慎重な見方を示したことで、ドルの短期的な見通しはやや弱体化。市場ではFRBの現在の利上げサイクルは終わりに近づいているとの見方も出ている。

ただ、ラボバンク(ロンドン)のシニア外為ストラテジスト、ジェーン・フォーリー氏は、市場では新興国市場に対する懸念が払拭しきれていないため、ドルはなお底堅く推移すると予想。「ドルの流動性が極めて高いこと、 米国債がデフォルトに陥る現実的なリスクは皆無であること、さらに米国の法律制度が信頼できるものであることを踏まえると、ドルは安全資産としての十分な魅力を失うことはない」と述べた。

ユーロは下落し、対ドルで約1週間ぶりの安値を付けた。ユーロ圏経済が減速の兆しを見せていることに加え、イタリア予算案を巡る懸念がユーロの重しとなり、終盤の取引でユーロ/ドルEUR=は0.7%安の1.1329ドルとなっている。

円はおおむね上昇。ドル/円JPY=は0.1%安の112.86円、ユーロ/円EURJPY=は0.7%安の127.86円となっている。

世界的なリスク選好度の指標とも見なされる豪ドルAUD=D3は対米ドルで0.4%安の0.7225米ドル。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席はアルゼンチンで月末に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する際に会談を行う予定だが、市場は米中の通商を巡る緊張の高まり解消に結びつきそうな兆候に注目。アナリストは米中首脳会談を前に豪ドルは軟調な地合いが続くとの見方を示している。

ドル/円 NY終値 112.94/112.96

始値 112.81

高値 112.96

安値 112.67

ユーロ/ドル NY終値 1.1340/1.1343

始値 1.1345

高値 1.1361

安値 1.1327

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