April 10, 2018 / 8:31 PM / 3 months ago

NY外為市場=ドル/円上昇、米中貿易摩擦巡る懸念後退 リスク選好高まる

    [ニューヨーク 10日 ロイター] - 
 ドル/円 NY午後4時     107.15/107.16
                  始値            107.04
                  高値            107.39
                  安値            106.94
  ユーロ/ドル NY午     1.2352/1.2356
                 後4時  
                  始値            1.2324
                  高値            1.2377
                  安値            1.2322
 
    ニューヨーク外為市場ではドルが対円で上昇し、4営業日ぶり高値を更新。中国の習
近平国家主席が年内に一部製品の輸入関税を引き下げる方針を表明したことを受け、米中
貿易摩擦を巡る懸念が後退し、安全資産とされる円の投資妙味が薄まった。
    習主席はボアオ・アジアフォーラムで演説し、自動車を含む一部製品の輸入関税を年
内に引き下げる方針を示したほか、中国経済の開放をさらに進めると表明した。
    コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場ストラテジスト、オマー・
エシナー氏は「習首席の演説は差し迫っていた貿易戦争を巡る懸念緩和に寄与し、この日
の動きを主導した」と語った。        
    終盤の取引で、ドル/円は0.38%高の107.16円。
    一方、リスク選好度の高まりを背景に、高利回り通貨とされる豪ドル、ニュー
ジーランドドル、カナダドルは対ドルで上昇した。
    主要6通貨に対するドル指数は0.23%低下の89.634で、2週間ぶり
低水準近辺にとどまった。
    朝方発表された3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比
0.3%上昇と、市場予想の0.1%上昇を上回り、インフレ圧力が高まっている兆候と
受け取られたものの、ドル押し上げにはつながらなかった。
    市場の注目は11日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)統計にシフトし
ている。
    ユーロ/ドルは0.28%上昇。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノ
ボトニー・オーストリア中銀総裁がロイターのインタビューに対し、債券買い入れ策は年
内に終了し、主要政策金利のリファイナンス金利は2回目の金利変更時に引き上げられる
可能性があるとの見方を示したことが材料視された。
    ただ、ECB報道官がその後、ノボトニー氏が示した金利の道筋はECB理事会の見
解を反映するものではないとのコメントを出したことを受け、ユーロは上げ幅を縮小した
。
    米国による対ロシア制裁措置が引き続き材料視され、ルーブルは続落。ドルはロシア
ルーブルに対し3.56%上昇し、2016年12月以来の高値をつけた。
    ポンドは対ドルで2週間ぶり高値を更新。イングランド銀行(英中銀)のマカファー
ティー金融政策委員が、追加利上げを遅らせるべきではないとの見解を示したことを受け
、ドル売りポンド買いが強まった。

    
 (表はロイターデータに基づいています)
 
 

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