August 29, 2018 / 8:49 PM / 3 months ago

NY外為市場=ドル全面高、米中貿易摩擦巡る懸念がNAFTA妥結期待に冷水

    [ニューヨーク 29日 ロイター] - 
  ドル/円 NY午  111.69/111.70
             後4時  
              始値         111.17
              高値         111.82
              安値         111.19
  ユーロ/ドル N  1.1703/1.1704
         Y午後4時  
              始値         1.1661
              高値         1.1710
              安値         1.1653
   
    
    ニューヨーク外為市場ではドルが大半の通貨に対し上昇。米中貿易
摩擦の収束はまだ遠いとの見方が、北米自由貿易協定(NAFTA)再
交渉妥結への期待に影を落とし、安全資産としてのドル買いを後押しし
た。
    トランプ米政権による2000億ドル相当の中国製品に対する追加
関税を巡っては、一般からの意見を求めるパブリックコメント期間の期
日が9月5日に迫っており、発動は9月中となる見通し。
    OANDAのシニア市場アナリスト、クレッグ・アーラム氏は「ト
ランプ大統領は欧州から輸入する自動車に関税を課すと再びけん制し、
2000億ドル相当の中国製品に対する関税導入の準備を整えている。
問題の収束はまだ先になるだろう」と述べた。
    終盤の取引で、ドル/円は0.5%高の111.67円。一
時4週間ぶり高値を付ける場面もあった。
    UBSグローバル・ウエルス・マネジメント部門は「全般的なドル
の強さを踏まえ、短期的にはドル/円は110円もしくはそれを上回る
水準で安定する可能性がある」と指摘。同時に「米中貿易摩擦がエスカ
レートし、リスク回避の動きが強まる可能性を考慮し、円のロングポジ
ションを維持する」と述べた。
    ドルは対豪ドルで0.4%高、対ニュージーランドドルNZD
=でも0.1%高。メキシコペソ、南アランド、トルコリ
ラに対しても上昇した。
    第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比4
.2%増と、速報値の4.1%増から上方改定され、2014年第3・
四半期以来の大幅な伸びとなったこともドルを支援した。
    米短期金利市場では、米連邦準備理事会(FRB)が96%の確率
で9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを実施するとの見方
が織り込まれた。
    ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.1700ドル。イタリア
財政赤字を巡る懸念がくすぶっている。
    カナダドルは対ドルで0.2%上昇。カナダ政府はNAF
TA再交渉を巡り、31日までの妥結が可能としつつも、依然として詰
めるべき案件が複数残されていることも明らかにした。

    
 (表はロイターデータに基づいています)
 
 

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