October 15, 2018 / 7:26 PM / a month ago

NY外為市場=ドル軟調、小売売上高予想ほど伸びず

    [ニューヨーク 15日 ロイター] -    
 ドル/円 NY午後3    111.88/111.91
                  時  
                始値           111.72
                高値           111.92
                安値           111.67
  ユーロ/ドル NY    1.1583/1.1584
             午後3時  
                始値           1.1597
                高値           1.1606
                安値           1.1576
    
    ニューヨーク外為市場では、ドルが軟調となった。朝方発表の米小
売統計が予想に届かなかったことに加え、前週に大きく上昇した米国債
利回りが落ち着きを取り戻したことなどが背景。    
    商務省発表の9月の小売売上高は前月比0.1%増と、市場予想の
0.6%増を下回った。自動車の売り上げが増えたものの、外食が約2
年ぶりの大幅なマイナスとなり、全体の水準が抑制された。
    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ニューヨーク)の外為戦略部門
グローバル責任者、ウィン・シン氏は「小売統計が予想より軟調だった
ことでドル売りが誘発された」としている。
    前週11日発表の9月の消費者物価指数(CPI)も、前月比での
上昇率は0.1%にとどまり、市場予想の0.2%に届かなかった。
    前週は9日に米10年債利回りが3.26%に上昇し
、ドル高に寄与。ただ同利回りは3.15%近辺に戻しており、外為市
場ではドルに買いを入れる新たな理由が模索されている。
    シン氏は「米国債利回りが再び上昇するまでドル相場は明確な方向
性を欠く状態となる」としている。
    この日は米国とサウジアラビアとの間の緊張の高まりのほか、前週
の世界的な株安につながったさまざまな懸念要因が払拭されていないこ
とから、円やスイスフランなどの安全通貨に資金が流れた。
    14日投開票の独バイエルン州議会選でメルケル首相率いるキリス
ト教民主同盟(CDU)の姉妹政党である保守与党のキリスト教社会同
盟(CSU)が大敗した。メルケル政権にとり痛手となる可能性がある
。    
    ソシエテ・ジェネラル(ロンドン)の外為アナリスト、アルビン・
タン氏は「今回の選挙結果は大きな政治リスクにはならないと考えてい
るが、欧州には政治リスクが付きまとっていることを思い起こさせる出
来事ではあった」と述べた。    
    英ポンドは1週間ぶり安値近辺で推移。欧州連合(EU)
は17日から首脳会議を開くが、英国のEU離脱を巡りアイルランド国
境問題の決着が着いていないことが、首脳会議に向けた楽観的な見方に
冷や水を浴びせる状態となっている。

    
 (表はロイターデータに基づいています)
 
 

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