February 27, 2019 / 9:41 PM / 3 months ago

NY外為市場=ドル上昇、米中協議巡るUSTR代表発言で警戒感

    [ニューヨーク 27日 ロイター] - 
  ドル/円 NY午  110.98/111.01
             後4時  
              始値         110.47
              高値         111.07
              安値         110.48
  ユーロ/ドル N  1.1371/1.1372
         Y午後4時  
              始値         1.1396
              高値         1.1399
              安値         1.1363
   
    終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが当初付けていた3週間ぶ
りの安値から値を戻した。米中貿易協議を巡るライトハイザー米通商代
表部(USTR)代表の発言を受け市場に警戒感が広がり、安全資産と
みられるドルに買いが入った。
    ライトハイザー代表は下院歳入委員会の公聴会で、米中の通商問題
は非常に深刻で、中国が米国製品の購入を増やすだけでは不十分とした
上で、両国が通商合意に至るには依然、相当な努力が必要になるとの認
識を示した。
    ドルは当初軟調だったが、ライトハイザー代表の発言をきっかけに
値上がりに転じた。
    TD証券(ニューヨーク)のシニアFXストラテジスト、メイゼン
・イサ氏は「米中通商協議は合意に近づいている兆しもあるが、見せか
けかもしれない」とし、為替市場は全般的にやや慎重になったと指摘し
た。
    ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がこの日まで2日
間の日程で行った議会証言で、利上げに「忍耐強く」当たる姿勢を強調
する中、ドルの先高感は引き続き後退している。金利先物が織り込む年
内の利上げ確率はゼロとなる一方、来年初頭までの利下げ確率は80%
まで高まっており、「FRBにドルの上げ材料は期待できない」(前出
のイサ氏)という。
    こうした中、キャピタル・エコノミクスの主任市場エコノミスト、
ジョン・ヒギンズ氏は、質への逃避買いがドルの下支えになると指摘。
株安はしばしばドル買いにつながると述べた上で、今年は景気減速を背
景にS&P総合500種株式指数が現在の水準を約2割程度下回
って取引を終了すると予想した。
    主要6通貨に対するドル指数は0.2%高の96.166。
一時3週間ぶり安値を付ける場面も見られた。ユーロ/ドルは0
.2%安の1.1366ドル。ドル/円は0.2%高の110.
825円。
    この日発表された経済指標は強弱まちまちの内容だった。
    パキスタン軍は27日、パキスタン領空でインド機2機を撃墜した
と発表。2機のうち1機は両国が領有権を争うカシミール地方のインド
支配地域に墜落し、もう1機はパキスタン支配地域に墜落、パイロット
を拘束したという。これを受け円やスイスフランが一時的に買わ
れた。
    ポンド/ドルは一時5カ月ぶりに1.33ドルを突破。0.
4%高の1.3302ドルで推移した。メイ英首相は26日、欧州連合
(EU)と合意した離脱案の修正が議会で否決された場合、「合意なき
離脱」と「離脱延期」の双方について2週間以内に議会で採決を行うこ
とを提案した。
        

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 

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