April 3, 2018 / 8:40 PM / 6 months ago

NY外為市場=ドル上昇、リスク選好高まる 貿易摩擦巡る懸念はくすぶる

    [ニューヨーク 3日 ロイター] - 
 ドル/円 NY午後4時     106.64/106.67
                  始値            106.19
                  高値            106.65
                  安値            106.17
  ユーロ/ドル NY午     1.2262/1.2266
                 後4時  
                  始値            1.2287
                  高値            1.2315
                  安値            1.2255
 
    ニューヨーク外為市場では、ドルが対円・スイスフランで上昇。リ
スク選好度が高まり、米株価が上昇する中、このところのドル売りは一
服となった。ただ、貿易摩擦への懸念はなおくすぶっており、今後のド
ルの動向を巡っては不透明感が漂っている。
    フォレックス・ドット・コムの市場アナリスト、ファワド・ラザク
ザダ氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ期待による追
い風は、政治的圧力や世界貿易を巡る不透明性という向かい風に相殺さ
れている」と述べた。
    トランプ政権は今週、500億ー600億ドル規模の対中関税措置
について、関税対象となる品目リストを公表する見通し。
    主要6通貨に対するドル指数は0.2%上昇し、90.18
4。
    ドル/円は4日ぶりに反発し、0.6%高の106.58円
。ただ、通商問題が今後エスカレートすれば、安全資産とされる円が選
好され、ドルは下落するとの見方が優勢。
    ドルは対スイスフランでも0.4%上昇し、0.9592フ
ラン。
    ユーロ/ドルは0.3%安の1.2269ドル。3月のユー
ロ圏製造業PMI改定値が低下し、8カ月ぶりの低水準となったことが
材料視された。  
    市場では6日発表の3月米雇用統計と、パウエルFRB議長による
経済見通しに関する講演に注目が集まっている。
    コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリス
ト、オマー・エシナー氏は「雇用統計では賃金インフレが注目される。
賃金の上昇圧力の高まりが確認されれば、より広範なインフレ上昇を巡
る議論が再燃し、年内計4回の利上げの可能性が高まる公算が大きい」
とし、「そうなれば、ドルの今後の下げは限定的となる可能性がある」
と述べた。
    ニューヨーク連銀は同日、ダドリー総裁の後任にウィリアムズ米サ
ンフランシスコ地区連銀総裁を指名する人事を発表。市場では、ウィリ
アムズ氏の起用によって、FRBの緩やかな利上げ軌道はさらに強固に
なるとみられている。

    
 (表はロイターデータに基づいています)
 
 

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