November 22, 2018 / 9:25 PM / 21 days ago

欧州外為市場=ユーロ上昇、英EU「政治宣言」大筋合意受け ドルは軟調

    [ロンドン 22日 ロイター] -   
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                                                  盤  
 ユーロ/ドル                1.1405        1.1400        
 ドル/円                       112.96        113.01            
        
    欧州外為市場では、英国と欧州連合(EU)が英離脱後の関係の大
枠を定める「政治宣言」の草案で大筋合意したことを受け、ユーロが上
昇した。
    ロイターが入手した政治宣言の草案文書によると、EUと英国は「
野心的で広範、かつ均衡の取れた経済関係の構築を目指すことで合意し
た」と表明。25日に開かれる英離脱を巡るEU特別首脳会議の議長を
務めるトゥスクEU大統領は、「交渉官レベルで合意されたほか、政治
レベルでも大筋合意に至った」と述べた。    
    大筋合意が伝わったことを受け、ユーロは対ドルで一時0.4%高
の1.1434ドルと、この日の高値を付けた。ただその後は上値を縮
小し、終盤の取引では0.2%高の1.1403ドルとなっている。
    英ポンドも対ドルで上昇。一時約1%高の1.2928ド
ルを付けた。   
    ラボバンク(ロンドン)のシニア外為ストラテジスト、ジェーン・
フォーリー氏は大筋合意について「英国、EU双方の投資家や企業が待
ち望んでいた明白性が示されたため、投資家の観点から勇気付けられる
動きだった」と指摘。ただ「政治的な支援が得られなければ、こうした
上昇は持続不可能となる」と述べた。
    ユーロの対ドルでの上昇は他の通貨にも波及。ユーロは対ノルウェ
ークローネで約0.5%、対スイスフランで約0.
25%、それぞれ上昇した。
    ただこの日は米金融市場が感謝祭の祝日のために休場となっている
ことでユーロの上値は限定された。欧州中央銀行(ECB)がこの日に
公表した10月の理事会の議事要旨で、金融刺激策の引き揚げに向けた
計画を再確認する必要性が主張されていたことが判明したことも、ユー
ロ上昇の抑制要因となった。
    主要6通貨に対するドル指数は0.2%低下の96.53。
同指数は今月に入り97.693と約1年半ぶりの高水準を付けたが、
その後は軟化。ドルに対しては、米連邦準備理事会(FRB)が景気を
減速させることなく来年は何回の利上げを実施できるのか市場で疑問が
出始めていることが重しとなっている。
    今週のロイター調査によると、来年の米利上げ回数のアナリスト予
想中央値は3回。フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は2019
年末までには3.00─3.25%となるとの見通しが示された。一方
、米国が向こう2年間に景気後退(リセッション)に陥る確率の中央値
が35%であることも示された。    
    ドルはFRBの一連の利上げにより今年は上昇。年間での上昇は過
去3年で最大となる見通しとなっている。ただ足元の見通しは中立的。
前出のラボバンクのフォーリー氏は「ドルの見通しを巡っては現在、非
常に興味深い時点に来ている」としている。

    
 (表はロイターデータに基づいています)
 
 

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