May 15, 2019 / 7:27 PM / in 2 months

NY外為市場=ユーロ下げ幅縮小、米政権が自動車関税巡る判断先送り

    [ニューヨーク 15日 ロイター] -    
 ドル/円 NY午後   109.54/109.56
                3時  
               始値          109.35
               高値          109.68
               安値          109.16
 ユーロ/ドル NY   1.1203/1.1204
            午後3時  
               始値          1.1194
               高値          1.1224
               安値          1.1178
                                   
    
    ニューヨーク外為市場では、トランプ米大統領が自動車と自動車部
品に対する追加関税導入を巡る決定を最大6カ月先送りする可能性があ
ると伝わったことを受け、ユーロが対ドルで下げ幅を縮小した。    
    商務省は2月、通商拡大法232条に基づく自動車関税についての
報告書をトランプ大統領に提出したが、報告書が勧告する措置について
今月18日までに最終決定することになっている。これについて高官3
人はロイターに対し、貿易を巡る新たな対立を回避するため、導入の判
断が最大6カ月先送りされる見通しであることを明らかにした。[nL4N2
2R4GF]    
    スコシアバンク(トロント)の首席外為ストラテジスト、ショーン
・オズボーン氏は「欧州から輸入される自動車に対する関税の導入が先
延ばしにされると予想される」と述べた。    
    この日はイタリアのサルビーニ副首相が、欧州連合(EU)の財政
規律は「欧州を飢餓状態に陥れている」とし、改正する必要があるとの
考えを表明。前日に続きEU財政規律を批判した。これを
受けユーロは下落していた。
    ウエルズ・ファーゴ(ニューヨーク)の外為ストラテジスト、エリ
ック・ネルソン氏は「欧州議会選挙を来週に控え、EUに対する批判が
今後も続く可能性がある」との見方を示している。
    ドイツ連邦統計庁が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)
速報値は前期比0.4%増となり、3四半期ぶりにプラス成長を回復。
ただサルビーニ氏の発言で市場へのプラス効果は相殺され
た。
    中国国家統計局が発表した4月の鉱工業生産は前年同月比5.4%
増と、前月から伸びが鈍化し、市場予想を下回った。このほか、4月の
小売売上高は前年比7.2%増と伸び率は3月の8.7%から大幅に縮
小し、2003年5月以来の低水準となった。
    ウエルズ・ファーゴのネルソン氏は「今回の中国の統計は米中が相
互に関税措置を発表する前のものだったため、若干の懸念材料となる」
と指摘。中国の経済成長に対する懸念が台頭したことで、安全通貨と見
なされる円やドルなどに買いが入った。    
    この日発表の米経済指標では、4月の小売売上高が前月比0.2%
減と、市場予想の0.2%増に反して落ち込んだほか、4月の鉱工業生
産指数は製造業部門が0.5%低下し、市場予想の0.1%上昇に反し
て落ち込んだ。

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 

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