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NY外為市場=ドルに安全買い、英ポンドはEU離脱混迷で下落

    [ロンドン 8日 ロイター] -    
 ドル/円 NY午後   106.06/106.07
                4時  
               始値          106.29
               高値          106.31
               安値          105.87
 ユーロ/ドル NY   1.1777/1.1781
            午後4時  
               始値          1.1800
               高値          1.1806
               安値          1.1766
    
    ニューヨーク外為市場では、安全資産としてのドルに買いが入り、ドル指数は一時4
週間ぶりの高水準を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念が再燃したほか、米
株安でリスク選好度が低下したことが背景。ただ、市場ではドル高が継続する公算は小さ
いとの見方が出ている。
    英国のEU離脱を巡っては、ジョンソン英首相がEUとの通商協定の交渉期限を10
月15日に設定したほか、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が関係筋の話として、
英政府がEUと結んだ離脱協定の主要部分を無効にする新たな法案を準備していると報道
。EUは英国が離脱合意の修正を試みれば通商協定は実現しないと警告するなど、混迷が
深まっている。
    こうした中、英ポンドは一時、対ドルで4週間ぶりの安値を付けた。終盤の
取引では約1.2%安の1.2987ドル。
    キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、ジョナス・ゴルターマン氏は「終
わりなき離脱交渉の先行き不透明性が再び高まったことで、英ポンドが急落している。無
秩序な状態のまま離脱移行期間が終了すれば他の欧州諸国も打撃を受けるため、欧州の通
貨に対する重しにもなっている」と述べた。
    この日は米株安もドル買いの要因となった。エクスチェンジ・バンク・オブ・カナダ
(トロント)の外為戦略部門責任者、エリック・ブレガー氏は「株式市場で『リスクオフ
』の動きが出たことが、若干のドル押し上げ要因となった」と述べた。
    主要6通貨に対するドル指数は一時93.483と、4週間ぶり高水準を更新
。終盤の取引では0.4%高の93.445。ただキャピタル・エコノミクスのゴルター
マン氏は新型コロナウイルス感染拡大の影響から世界的に景気回復が進む中、ドルの上昇
は一時的なものにとどまる公算が大きいとの見方を示した。
    ドルは対円で0.3%安の106.04円。内閣府が8日発表した4─6
期実質国内総生産(GDP)2次速報値は年率換算でマイナス28.1%と、1次速報(
マイナス27.8%)から下方修正されたものの、円は対ドルで上昇した。
    
    ユーロは対ドルで一時2週間ぶり安値を更新した。終盤の取引では0.3
%安の1.1779ドル。欧州中央銀行(ECB)が10日に開く理事会では主な政策変
更はないとの見方が大勢となっている。
    中国人民元はオフショア市場で対ドルで小幅安。トランプ米大統領が7日、中国との
取引をやめたとしても米国が失うものはないと述べ、米中経済の「デカップリング」につ
いて改めて言及したことが影響した。終盤の取引で人民元は0.2%安の1ドル=6.8
48元。
    新興国通貨ではトルコリラが再び最安値を更新したほか、ロシアルーブルが制裁懸念
を受け4月以来の安値を付けた。

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 
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