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NY外為市場=ドル下落、物価上昇鈍化で米の緩和縮小観測が後退

    [ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で
は、ドルが主要通貨に対し下落した。前日発表の米消費者物価指数を受
け、連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)に対
する短期的な観測が後退したことが背景。
    テーパリングは、FRBが利上げに一歩近づいたとの連想から、通
常ドル高要因になる。終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数
は92.546と、前日から約0.1%低下した。
    労働省が14日に発表した8月の消費者物価指数(CPI、季節調
整済み)は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが
前年同月比4.0%と、7月の4.3%から鈍化し、市場予想の4.2
%を下回った。
    この日発表の経済指標では、8月の輸入物価が前月より0.3%下
がり、昨年10月以来、10カ月ぶりのマイナスとなった。このほか、
FRBが発表した8月の鉱工業生産統計は、製造業生産指数の上昇率が
0.2%にとどまり、予想の0.4%を下回った。月末に米南部に上陸
したハリケーン「アイダ」の影響のほか、新型コロナウイルス感染が再
拡大する中、原材料と労働力不足が続いていることが響いた。[nL4N2QH
3CL] 
   テンパス(ワシントン)の外為ストラテジスト兼トレーダー、フア
ン・ペレス氏は「経済指標が軟調になっていることは、新型コロナウイ
ルスによるパンデミック(世界的大流行)からの回復が、デルタ変異株
の拡散により減速していることを示している。これ以外のガイダンスが
ないというのが現実だ」と述べた。
    FRB当局者から年内にテーパリングに着手する可能性があるとの
発言が相次ぐ中、過去1週間にドル指数は92.3─92.9のレンジ
内で推移。市場では、テーパリングの開始時期と金利の行方の手掛かり
を得ようと、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まって
いる。
    ユーロほぼ横ばいの1.1808ドル。
    ドルは対円で一時109.14円と、4週間ぶりの安値
を更新。終盤の取引では0.2%安の109.43円。
    中国経済指標を受け、中国人民元と豪ドルは下
落。中国国家統計局がこの日に発表した8月の鉱工業生産は、前年同月
比5.3%増と2020年7月以来の低い伸びとなった。小売売上高も
急減速し市場予想を大幅に下回った。
        
  ドル/円 NY午  109.39/109.40
             後3時  
              始値         109.25
              高値         109.45
              安値         109.12
  ユーロ/ドル N  1.1806/1.1810
         Y午後3時  
              始値         1.1826
              高値         1.1832
              安値         1.1804
 
    

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 
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