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NY外為市場=ユーロ/ドル3週間ぶり高値、ECBタカ派化で ポンドも上昇

    [ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク外為市場でユ
ーロが対米ドルで3週間ぶり高値を付けた。欧州中央銀行(ECB)理
事会後のラガルド総裁の発言を受け、引き締めペースが速まるという観
測が強まった。
    ECBは3日に開催した理事会で、主要政策金利を予想通り据え置
いた。同時にインフレリスクが増大していることを認め、年内に利上げ
に動く可能性を排除せず、ハト派スタンスからの転換が鮮明となった。
ラガルド総裁は会見で「インフレは高止まりし、予想以上に長期化する
公算が大きいが、今年を通じ鈍化する」と予想。ECBが政策行動を急
がないとしつつも、これまでに示してきた年内利上げの「公算は極めて
小さい」という発言を繰り返すことも避けた。
    ユーロ/ドルは一時、1月14日以来の高値となる1.
1452ドルに上昇。終盤の取引では1.2%高の1.1441ドル。
1日の上昇率としては2020年12月初旬以来の高さとなる勢い。
    ユーロ圏の短期金融市場では、80%の確率で6月に10ベーシス
ポイント(bp)の利上げが実施されるという見方が織り込まれたほか
、年末までに計40bpの利上げが実施される可能性をほぼ完全に織り
込んでいる。ラガルド総裁の会見前は90%の確率で計30bpの利上
げが予想されていた。
    キャピタル・エコノミクスのチーフ欧州エコノミスト、アンドリュ
ー・ケニンガム氏は「ラガルド総裁は劇的にタカ派的となった」と指摘
。総裁が年内利上げの「公算は極めて小さい」とも「公算は小さい」と
も発言しなかったことが「特に目を引いた。投資家に対し、年内に利上
げが実施される可能性が高いという考えを示した格好だ」と述べた。
    ポンドは対ユーロで一時2年ぶり高値を更新。イング
ランド銀行(英中央銀行)は3日、金融政策委員9人のうち5人の賛成
多数で政策金利を0.25%から0.50%に引き上げると決定。イン
フレ高進が懸念されるなか、4人は0.50%ポイントの利上げを主張
した。
    ただ、ラガルドECB総裁のタカ派的な発言を受け、ポンドは下げ
に転じ、終盤の取引でユーロ/ポンドは0.1%高の84.09ペンス
。
    ポンド/ドルは0.2%高の1.3598ドル。 
    主要通貨に対するドル指数は0.7%安の95.311。1
日としては21年5月以来の大幅安となる見通し。
    リフィニティブのデータによると、米連邦準備理事会(FRB)が
3月に0.25%ポイント引き上げ、今年は計5回の利上げが行われる
と予想されている。またフェデラル・ファンド(FF)金利先物市場で
は、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利上げが実
施される確率を約20%織り込んでいる。
    4日発表される1月の米雇用統計が注目される。ロイターの調査に
よると、1月の非農業部門雇用者数は15万人増と、前月から伸びが鈍
化し、失業率は3.9%で横ばいで推移することが予想されている。  
  
  ドル/円 NY午  114.93/114.95
             後4時  
              始値         114.82
              高値         114.97
              安値         114.74
  ユーロ/ドル N  1.1430/1.1431
         Y午後4時  
              始値         1.1279
              高値         1.1451
              安値         1.1268
 

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 
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