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NY外為市場=ドル対円で24年ぶり高値、米積極利上げ観測後退で上げ幅縮小

    [ニューヨーク 14日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で
は、ドルが上げ幅を縮小した。連邦準備理事会(FRB)のタカ派とし
て知られるウォラー理事とセントルイス地区連銀のブラード総裁が75
ベーシスポイント(bp)を支持すると表明したことで、一段と積極的
な利上げ観測が後退した。    
    ただ、日銀がハト派的な姿勢を維持していることを背景に、ドルは
対円で24年ぶり高値を更新。スコシアバンクのチーフ外為ストラテジ
スト、ショーン・オズボーン氏は「地政学的な不確実性や、エネルギー
供給状況による欧州が受けている圧力のほか、米国の金利上昇観測など
を踏まえ、明らかにドル選好が広がっている」と述べた。    
    終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は108.50と
、0.22%上昇。一時は109.29と、2002年9月以来の高値
を付けた。
    FRBのウォラー理事は講演で、26─27日のFOMCで75b
pの追加利上げを支持すると表明。入手されるデータでインフレ低下に
つながるほど需要が減速していない兆候が示されれば「より大幅な利上
げに傾く」可能性もあるとしながらも、これ以上の大幅な利上げにはよ
り多くのデータが必要になるとし、「過度に金利を引き上げることはし
たくない」と述べた。    
    セントルイス地区連銀のブラード総裁は日本経済新聞のインタビュ
ーで、7月のFOMCで75bpの利上げを支持するとしながらも、現
時点で利上げ幅を100bpに拡大する考えは否定した。
    
    こうした発言を受け、フェデラル・ファンド(FF)金利先物が織
り込む100bpの利上げが実施される確率は31%と、約70%から
低下した。    
    終盤の取引でユーロは1.0031ドル。一時は0.99
52ドルと、02年12月以来の安値を更新し、1ユーロ=1ドルの等
価(パリティ)を再び割り込んだ。    
    FRBは欧州中央銀行(ECB)を含む他の主要中銀よりも積極的
に利上げを行うとの観測でドルは上昇。OANDA(ニューヨーク)の
シニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「欧州が一段と厳しい状
況に直面する一方、FRBは一段と積極的になると予想され、欧米の金
利差は来年を通して一段と拡大する」との見方を示した。   
    この日はイタリアのドラギ首相が、連立はもはや存在しないとして
マッタレッラ大統領に辞表を提出。大統領は辞表を受理しなかったが、
ユーロの重しになった。
    豪ドルは世界的な経済成長への懸念から売られ、対ドルで
20年5月以来の安値を付けた。     
  ドル/円 NY午  138.89/138.92
             後4時  
              始値         139.05
              高値         139.37
              安値         138.72
  ユーロ/ドル N  1.0014/1.0018
         Y午後4時  
              始値         1.0014
              高値         1.0047
              安値         0.9953
 
    

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 
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