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NY外為市場=ドル対円で24年ぶり高値、米積極利上げ観測後退で上げ幅縮小

[ニューヨーク 14日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが上げ幅を縮小した。連邦準備理事会(FRB)のタカ派として知られるウォラー理事とセントルイス地区連銀のブラード総裁が75ベーシスポイント(bp)を支持すると表明したことで、一段と積極的な利上げ観測が後退した。

ニューヨーク外為市場では、ドルが上げ幅を縮小した。2021年9月撮影(2022年 ロイター/Fayaz Aziz)

ただ、日銀がハト派的な姿勢を維持していることを背景に、ドルは対円で24年ぶり高値を更新。スコシアバンクのチーフ外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「地政学的な不確実性や、エネルギー供給状況による欧州が受けている圧力のほか、米国の金利上昇観測などを踏まえ、明らかにドル選好が広がっている」と述べた。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は108.50と、0.22%上昇。一時は109.29と、2002年9月以来の高値を付けた。

FRBのウォラー理事は講演で、26─27日のFOMCで75bpの追加利上げを支持すると表明。入手されるデータでインフレ低下につながるほど需要が減速していない兆候が示されれば「より大幅な利上げに傾く」可能性もあるとしながらも、これ以上の大幅な利上げにはより多くのデータが必要になるとし、「過度に金利を引き上げることはしたくない」と述べた。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は日本経済新聞のインタビューで、7月のFOMCで75bpの利上げを支持するとしながらも、現時点で利上げ幅を100bpに拡大する考えは否定した。

こうした発言を受け、フェデラル・ファンド(FF)金利先物が織り込む100bpの利上げが実施される確率は31%と、約70%から低下した。

終盤の取引でユーロは1.0031ドル。一時は0.9952ドルと、02年12月以来の安値を更新し、1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)を再び割り込んだ。

FRBは欧州中央銀行(ECB)を含む他の主要中銀よりも積極的に利上げを行うとの観測でドルは上昇。OANDA(ニューヨーク)のシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「欧州が一段と厳しい状況に直面する一方、FRBは一段と積極的になると予想され、欧米の金利差は来年を通して一段と拡大する」との見方を示した。

この日はイタリアのドラギ首相が、連立はもはや存在しないとしてマッタレッラ大統領に辞表を提出。大統領は辞表を受理しなかったが、ユーロの重しになった。

豪ドルは世界的な経済成長への懸念から売られ、対ドルで20年5月以来の安値を付けた。

ドル/円 NY終値 138.90/138.93

始値 139.05

高値 139.37

安値 138.72

ユーロ/ドル NY終値 1.0016/1.0020

始値 1.0014

高値 1.0047

安値 0.9953

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