[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外 為市場では、ドルが上昇幅を拡大し、対ユーロで4週ぶりの高値を更新 した。先週発表された1月米雇用統計が米連邦準備理事会(FRB)に よる利上げ長期化観測を再燃させた。 ユーロは対ドルで0.6%下落し1.0724ドル。1月9日以来 の低水準となった。 マネックス証券のオペレーション&トレーディング担当副社長のジ ョン・ドイル氏は「3日発表の雇用統計は25ベーシスポイント(bp )の追加利上げを確実にしたほか、年内利下げの可能性を低下させた」 と指摘した。 英ポンドは0.2%下落し、1カ月ぶりの安値となる1.2024 5ドルを付けた。トレーダーは10日の10─12月期国内総生産(G DP)発表や利上げペースに関するイングランド銀行(英中央銀行、B OE)政策委員の発言に注目している。 円は米ドルに対して1%以上下落した。日本経済新聞電 子版は6日、政府が黒田東彦日銀総裁の後任として、雨宮正佳・日銀副 総裁に就任を打診したと伝えた。 サクソバンクのストラテジストは、雨宮氏は「候補者の中で最もハ ト派的であり、新総裁の下で日銀の政策正常化が進むという期待に反す る」と述べた。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインはほぼ変わらずの2万3 015ドル。 ドル/円 NY午後 132.62/132.63 4時 始値 132.07 高値 132.90 安値 131.93 ユーロ/ドル NY 1.0727/1.0731 午後4時 始値 1.0764 高値 1.0782 安値 1.0710 (表はリフィニティブデータに基づいています)
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