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ドル上昇、日本・ユーロ圏のディスインフレ懸念で=NY外為市場
2014年11月30日 / 22:42 / 3年前

ドル上昇、日本・ユーロ圏のディスインフレ懸念で=NY外為市場

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 28日のニューヨーク外為市場では、原油安によりユーロ圏と日本がディスインフレに陥るとの懸念が台頭したことで、ドルが主要通貨に対し上昇した。

 11月28日、ニューヨーク外為市場では、原油安によりユーロ圏と日本がディスインフレに陥るとの懸念が台頭したことで、ドルが主要通貨に対し上昇した。14日撮影(2014年 ロイター/Gary Cameron)

ドル/円JPY=は7年ぶり高値に迫った後、取引終盤では118.68円で推移した。ドル指数.DXYは0.79%高の88.301と、24日に付けた4年ぶり高水準の88.44に迫った。

ユーロ/ドルEUR=は1.2442ドル。欧州中央銀行(ECB)が12月4日の理事会で物価の下落に対応するため追加策を示唆するとの観測が出ていることがユーロの圧迫要因となっている。

このほか、ドルはノルウェークローネNOK=に対しても上昇。対ロシアルーブルRUB=でも上昇し、ルーブルは一時対ドルで50ルーブルを割り込み、最安値を更新した。

この日に発表されたユーロ圏の11月の消費者物価指数(CPI)速報値は前年比0.3%上昇と前月の0.4%上昇から鈍化し、5年ぶりの低水準だった9月に並んだ。また、日本の10月のコアCPIは前年比2.9%上昇となり、9月と比べプラス幅が0.1ポイント縮小した。

TD証券の外為ストラテジスト、マーティン・シュヴェルトフェーガー氏は、「原油価格が少なくとも向こう数カ月は圧迫され続けるとの見通しが出ているところに、ディスインフレを示す指標が発表されたことで、日本とユーロ圏がかなり強いディスインフレ圧力にさらされていることが明白になった。こうしたことを背景にドルが上昇した」と述べた。

来週はECBのほか、イングランド銀行(英中銀)、カナダ中央銀行、オーストラリア準備銀行(中銀)が政策決定会合を開催。12月5日に発表される11月の米雇用統計と共に注目が集まっている。

市場では年末に向けたポジション調整の動きでドルの上昇は頭打ちになる可能性もあるとの見方も出ている。ただ、原油価格が低水準で推移し続ければ、地政学リスクの高まりがドル支援要因になるとの見方もある。

BMOキャピタル・マーケッツのグローバル外為戦略部門責任者、グレッグ・アンダーソン氏は、「原油安が重しとなる国は多く、これにより市場の動揺だけでなく、中期的には地政学的な動揺も引き起こされる恐れがある」としている。

ドル/円    終値   118.65/68

始値   118.27/28

前営業日終値   117.71/73

ユーロ/ドル  終値   1.2449/53

始値   1.2486/87

前営業日終値   1.2465/70

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