February 2, 2018 / 11:46 PM / 3 months ago

NY市場サマリー(2日)

[2日 ロイター] - <為替> 朝方発表された1月の米雇用統計が好調だったことを受け、ドルが円とユーロを含む多くの通貨に対し上昇した。ただ取引終盤では上げ幅を縮小し、市場ではドルの上昇は週明け以降は続かない可能性があるとの見方も出ている。

USバンク・ウエルスマネジメント(アリゾナ州)の地域投資責任者、ジェフ・クラベッツ氏は、インフレは上向いており、金利上昇は近いとの見方が今回の雇用統計で裏付けられたと指摘。その結果、米株と米債が売り込まれ、「こうした状況の下ではドルが明らかに安全な賭けとなる」と述べた。

ただ「今後調整が入り、金利上昇の考えに慣れが出てくれば、ドルが若干軟調になる状況に戻る可能性がある」との見方も示した。

午後の取引で主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.58%上昇の89.185。

ドル/円JPY=は一時1月23日以来の高値を更新。取引終盤では0.79%高の110.25円となっている。

ユーロ/ドルEUR=は雇用統計の発表を受け下落。その後下げ幅を縮小したものの、終盤の取引では0.46%安の1.2451ドルとなっている。ただ、TJMブローカレッジ(フロリダ州)の外為部門共同責任者、リチャード・スカローン氏は「ユーロには大きな上振れ余地がある」と指摘。市場ではユーロに対する楽観的な見方が出ている。

英ポンドGBP=は対ドルで0.95%安の1.4128ドル。

仮想通貨ビットコインは世界的な規制強化が懸念材料となり急落。ルクセンブルクのビットスタンプ取引所BTC=BSPで一時15%下落し、7625ドルと、2カ月ぶりの安値を更新した。ただその後は下げ幅を縮小し、ニューヨーク時間帯の取引では約5.6%安の8498ドルとなっている。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 好調な1月米雇用統計を受け利上げペースの加速懸念が強まるなか、10年債利回りが4年ぶりの水準に上昇した。

世界的に債券利回りが上昇し、金利上昇に伴う消費者や企業への影響に不安が広がり、今週の株式市場に動揺が走った。市場関係者の1人は「現時点で皆がやや神経質になっている」とし、「金利動向をにらみながら世界的に売りが出ている」と指摘した。

良好な賃金指標を受け、投資家のインフレ期待が約3年半ぶりの水準に高まった。ロイターとトレードウェブのデータによると、10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)USBEI10Y=RRは2.14%ポイントと、14年9月以来の高水準をつけた。

短期金利先物相場では、年内3回の利上げ予想が強まっている。

10年債利回りUS10YT=RRは一時、2.852%まで上昇した。直近では6.8ベーシスポイント(bp)上がって2.841%。

2年債利回りUS2YT=RRは一時、2.186%と9年強ぶりの高水準をつけた。その後は安全資産を求める買いが入り2.145%に低下した。米国株式市場は、S&P総合500種とダウが週間で2年ぶりの大幅安となった。

インフレが引き続き抑制されるとの予想を背景にフラット化していた利回り曲線は反転し、2年債と10年債の利回り差US2US10=TWEBは69bpと、昨年11月中旬以降で最大となった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> ダウ工業株30種が約666ドル下落し、約9年ぶりの大幅な下げ幅を記録した。1日の下落率としても1年8カ月ぶりの大きさとなった。労働市場の引き締まりによるインフレ見通しへの影響を巡る懸念や米債利回りの急上昇が売りを誘った。

週足でも、ダウとS&P総合500は2016年1月以来、ナスダック総合は2016年2月以来の大幅な下げを記録した。

ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「金利急上昇や、それに伴う株式への相対的な影響に対する不快感が増しつつあるようだ」と述べた。

米10年債利回りは2.8450%と、2014年1月以来の高水準をつけ、株式よりも米債への投資妙味が高まった。

S&P総合500種.SPXを構成する11主要セクターすべてが下落。マイクロソフト(MSFT.O)の下げが主導し、ハイテク株.SPLRCTは3%安と、下げが目立った。

投資家の不安心理の目安とされるボラティリティ・インデックス(VIX).VIXは17.86と、2016年11月以来の高水準をつけた。

個別銘柄では、石油メジャーのエクソンモービル(XOM.N)が5.1%、シェブロン(CVX.N)が5.6%下落。両社の第4・四半期利益が市場予想を下回ったことを嫌気した。

グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O)は5.3%安。1日発表した第4・四半期決算は支出増が響き、実質利益が市場予想を下回った。

アップル(AAPL.O)も4.3%安。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の10─12月期販売台数が市場予想を下回り、1─3月期の売上高および粗利益率見通しが予想に届かなかったことで懸念を誘った。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 金現物相場は小幅下落。米雇用統計で堅調な雇用の伸びと、賃金の上昇が示され、10年物米国債利回りが上昇したことを受けて、ドル高が進んだことが背景。

現物は米東部時間午後1時34分(1834GMT)時点で、1%安の1オンス=1335.26ドル。先物4月きりの清算値は10.60ドル(0.8%)安の1337.30ドル。

金は週間ベースでは1.1%安となる見通し。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 対ユーロでのドル高の先行に伴う割高感などを背景に3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比0.35ドル(0.53%)安の1バレル=65.45ドル。4月物の清算値は0.48ドル安の65.07ドルだった。

また、前日に上昇していた反動からこの日は利益確定の売りも出やすかった。このほか、 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが2日に発表した国内の石油掘削リグ稼働数が、 同日までの1週間で前週比6基増の765基となったことも相場の圧迫材料。さらに、米エネルギー情報局(EIA)が31日に公表した月報で、2017年11月の国内原油生産が1970年以来初めて日量1000万バレルを超えていたことが判明したことから、米国内の供給過剰に対する警戒感も広がっていた。

ただ、主要産油国による協調減産の順守率上昇や世界的な原油需要拡大などを背景に需給均衡化への期待も根強いため、下値は限定的だった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

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