March 2, 2018 / 11:03 PM / 5 months ago

NY市場サマリー(2日)

[2日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して下落した。トランプ米大統領が前日に表明した鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税が貿易戦争につながり、ひいては米経済の阻害要因になるとの懸念が出ていることが背景。

ドル/円JPY=は一時105.26円と、2016年11月以来の安値を更新。終盤の取引では0.5%安の105.72円となっている。主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.4%低下の89.957。

日銀の黒田東彦総裁が2日に行った衆院議院運営委員会で所信の表明と質疑で、2019年度には現在の日銀想定通りに物価目標2%を達成していると「確信」、その際には「当然出口を検討している」と述べたことを受け、円は上昇。円は対ユーロEURJPY=で0.1%、対英ポンドGBPJPY=で0.5%上昇した。ユーロは対ドルで0.5%高。市場では4日のイタリア総選挙が注目されている。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 日銀の黒田東彦総裁発言や社債発行予定を受け、国債利回りが上昇した。黒田総裁は国会で、2019年度には現在の日銀想定通りに物価目標2%を達成していると「確信」、その際には「当然出口を検討している」と発言した。

トムソン・ロイター傘下のIFRによると、米ドラッグストア大手CVSヘルス(CVS.N)など来週に大規模な社債発行が相次いで予定されていることも、債券相場を圧迫した。トランプ米大統領の鉄鋼・アルミ関税方針表明を受け、前日は安全資産とされる債券価格が急伸し、利回りは低下していた。

10年債利回りUS10YT=RRは2.853%と、前日終盤から5.1ベーシスポイント(bp)上昇した。早い時間帯には一時、2.793%と3週間ぶり水準に低下する場面もあった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 底堅く推移。S&P500やナスダック指数が上昇したほか、ダウ平均も小幅安で引けた。トランプ米大統領が示した鉄鋼とアルミニウムの関税方針について、市場では、現時点で貿易摩擦につながるかどうかは定かではないとの声が聞かれた。一方、週間では2月初旬以来の大幅な下げとなった。

鉄鋼株では、USスチール(X.N)が1.3%安。前日は5.7%高。AKスチール(AKS.N)は0.7%高。前日は9.5%高。オリンピック・スチール(ZEUS.O)は10.6%安。市場ではオリンピック・スチールのさえない決算に加え、大手銀によるUSスチールの投資判断引き下げが業界全体に響きかねないとの指摘も聞かれた。

その他、製造業関連では重機メーカーのキャタピラー(CAT.N)が2.6%安。自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)は1%安。ファストフード大手のマクドナルド(MCD.N)は4.8%安。RBCが目標株価を従来の190ドルから170ドルに引き下げた。百貨店のJCペニー(JCP.N)は5.4%安。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を示したことを受けて、安全資産とされる金に買いが入り、4日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値は前日比18.20ドル(1.39%)高の1オンス=1323.40ドル。トランプ大統領は1日、鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す意向を表明。来週に輸入制限に関する文書に署名する見通しとなった。これを受けて、中国や欧州連合(EU)などが反発。「貿易戦争」を招く恐れがあるとの懸念が浮上する中、米株相場が下落し、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、安全資産とされる金が買われた。また、この輸入制限に向けた動きを受けて外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル立てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことも、相場を押し上げる材料となった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 米国による鉄鋼などの輸入制限の動きを受けた貿易摩擦激化への懸念から売りが先行した後、昼前には買い戻しが入り、4日ぶりに反発した。米国産標準油種WTI4月物の清算値は前日比0.26ドル(0.43%)高の1バレル=61.25ドル。トランプ米大統領は1日、鉄鋼・アルミニウムの輸入に対して制限措置を発動する意向を表明。鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す方針を明らかにした。これを受け、欧州連合(EU)や中国などが反発し、金融市場では「貿易戦争」に発展するのではとの懸念が浮上。投資家のリスク回避姿勢が強まった。ただ、売り一巡後はプラスに反転。外国為替市場でドルが対ユーロで弱含み、ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じたほか、米株価の下げ止まりを受けて、原油には安値拾いの買いなどが入ったもようだ。一方、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが2日に公表した同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は、前週比3基増の981基となったが、相場への影響は限定的だった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

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