April 6, 2018 / 10:08 PM / 15 days ago

NY市場サマリー(6日)

[6日 ロイター] - <為替> 米中貿易摩擦への懸念からドルが下落した。3月の米雇用統計で雇用の伸びが鈍かったこともドルの重しとなった。

トランプ米大統領は5日、中国に対する1000億ドルの追加関税の検討を通商代表部(USTR)に指示したと表明。これに対し中国商務省は、米国が保護貿易主義的な行動に固執するなら国益保護のために「いかなる代償を払っても」新たな包括的措置を講じるとの立場を示した。

これを受けドルは安全通貨とされる円とスイスフランに対し下落。中国商務省の高峰報道官が6日の記者会見で、中国は米国の追加関税措置に中国は躊躇なく対応すると述べたこと受け、ドルは下げ足を速めた。

この日は米雇用統計のほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演も注目を集めていたが、市場は米中間の貿易摩擦の高まりをより大きく意識。

ドル/円JPY=は0.5%安の106.89円。ドルは対スイスフランCHF=でも0.5%下落し、0.9587フラン。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.4%低下の90.12。ユーロ/ドルEUR=は0.4%高の1.2282ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 対中通商問題を巡る緊張が高まり、3月の雇用統計で就業者数の伸びが予想を下回るなか、国債価格が上昇した。

10年債US10YT=RR の価格が13/32高。利回りは2.784%と前日の2.832%から低下した。

米労働省が発表した3月の雇用統計は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月比10万3000人増と、2017年9月以来、6カ月ぶりの小幅な増加となった。市場予想は19万3000人増だった。

一方、賃金の伸びは加速し、労働市場の引き締まりを示した。

この日はFRBのパウエル議長が、インフレ制御に向け利上げを継続する必要がある公算が大きいとの見解を示した。

ただ、関税措置が米経済見通しに及ぼす影響について言及するのは時期尚早とした。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 大幅安の展開となり、ダウ平均株価が570ドル強値下がりしたほか、主要株価指数が軒並み2%を超える下げとなった。トランプ米大統領の発言をきっかけに、米中貿易摩擦を巡る懸念が再燃した。

リバティービュー・キャピタル・マネジメント(ニュージャージー州)のリック・メクラー社長は相場の動きについて「トランプ政権による通商問題への対応に不安が広がっている」とした上で「市場は不安を単なる憶測として見過ごすのか、それが深刻な問題に発展する可能性を織り込むのか、双方を行き来している状態だ」と述べた。

週末を迎え、リスク削減の動きもみられたという。

米中通商問題の緊張激化の影響を受けやすいとみられる銘柄への売りが目立ち、航空機大手ボーイング(BA.N)は3.1%安。S&P500工業株指数.SPLRCIは2.7%安。売り上げの約4分の1を中国に依存する半導体企業の株価も軟調となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数).SOXは3.1%安。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、就任後初めて行った経済見通しに関する講演で、インフレの制御に向け利上げ継続が必要となる公算が大きいとの見解を表明。労働市場は完全雇用に近づいているとみられ、インフレは向こう数カ月間で上向く公算が大きいとの認識を示した。

市場では「議長がもっとハト派的なトーンを打ち出していれば、通商問題を巡る相場への悪影響も和らいだかもしれない」(ジョーンズトレーディングのマイケル・オルーク氏)との声も聞かれた。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米中貿易摩擦の激化に対する懸念が再燃する中、ドル安・ユーロ高の進行を受けて買いが入り、反発した。中心限月6月物の清算値は、前日比7.60ドル(0.57%)高の1オンス=1336.10ドル。週間では0.66%上昇した。

外国為替市場では、米雇用統計の発表をきっかけにドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される商品の割安感が強まり、金の買いが活発化し、金相場は午前中に一時1339.10ドルまで上伸。週末要因からその後商いは細ったものの、堅調を維持した。  

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物>  米中間の貿易摩擦激化に対する懸念が再燃したことなどから売られ、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比1.48ドル(2.33%)安の1バレル=62.06ドル。6月物は1.44ドル安の62.10ドルとなった。

米株式相場が大幅下落する中で、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、株と並んで同じくリスク資産である原油にも売りが波及した。このほか、米石油会社ベーカー・ヒューズがこの日公表した最新週の国内石油掘削リグ稼働数が前週比11基増の計808基とプラスに転じたことも、相場を下押しする要因となった。  

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

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