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NY市場サマリー(20日)
2017年10月20日 / 21:40 / 1ヶ月後

NY市場サマリー(20日)

[20日 ロイター] - <為替> ドルが上昇。米国で税制改革に向けた動きが進展するなか、財政の後押しにより米経済の成長が加速するのではないかとの見方からリスク選好が高まった。

米上院は前日、18年度予算の大枠となる予算決議案を可決した。これで上院の過半数を握る共和党が単独で税制法案を通過させる環境が整ったことになる。予算決議が認める減税が実施された場合、今後10年間で財政赤字は最大1兆5000億ドル拡大する可能性がある。

ドルは対円JPY=で113.56円と3カ月高値をつけたほか、対スイスフランCHF=でも0.9858フランと5カ月ぶり高値をつけた。両通貨ともリスク選好が低下した時に買われ、反対に上昇した時は売られる傾向がある。

イエレン議長など米連邦準備理事会(FRB)当局者らが年内の追加利上げを示唆していることもドルへの強気な見方を支えているという。

こうしたなか、トランプ大統領がFRBの次期トップ人事について、パウエル理事とテイラー・スタンフォード大教授の両氏を議長か副議長かのいずれかに指名することを検討していると伝わったほか、イエレン現議長が前日に続きホワイトハウスを再び訪れ、コーン国家経済会議(NEC)委員長と昼食をともにしたことが明らかとなるなか、ドルは一時的に下落する場面もみられた。

ユーロは対ドルEUR=で0.6%安の1.1763ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが上昇した。前日に米議会上院で2018会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決したことを受け、連邦債務の増大やインフレ高進への懸念から国債を手放す動きが出たことが背景。なかでも2年債利回りは約9年ぶりの水準に上昇した。

10年債US10YT=RR利回りは2.392%と、2週間ぶりの水準に上昇。終盤の取引では6ベーシスポイント(bp)上昇の2.383%となっている。ロイターのデータによると、週間の上昇としては5週間ぶりの大きさとなる。

2年債US2YT=RR利回りは、減税により経済成長が加速し連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが速まるとの観測が出たことを背景に、1.580%と9年ぶりの水準に上昇した。

ただ英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉やスペイン・カタルーニャ自治州の独立問題を巡る懸念から、安全資産とされる米国債に対する売りは限定。米国債利回りの上昇に歯止めがかかった。

次期連邦準備理事会(FRB)のトップを巡るトランプ大統領の人選も債券相場を動かす要因となった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 前日に米議会上院で2018会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決したことを受け、主要3指数が揃って終値ベースで過去最高値を更新した。

キングズビュー・アセット・マネジメント(シカゴ)のポートフォリオ・マネジャー、ポール・ノルテ氏は「議会で減税を巡る何らかの動きが見られる可能性があるとの観測に株式相場は反応している」と指摘。「誰もが諦めかけていたところ、実際に何かが動き出す可能性があるとの期待が出ている」と述べた。

こうしたなかトランプ政権が推進する政策で恩恵を受けると見られている金融株に買いが入り、S&P金融株指数.SPSYは1.2%上昇。減税により中小企業も恩恵を受けるとの見方から、中小企業を対象とするラッセル2000指数は0.5%上昇した。

週足では、今週に入り初めて2万3000ドル台に乗せたダウが2%上昇。S&P総合500種は0.9%、ナスダックは0.4%、それぞれ上昇した。週間での上昇はダウとS&Pが6週間連続、ナスダックが4週間連続となる。

株価上昇が続いていることに対し、市場で懸念は出ていない。

四半期決算にも注目。好調な決算を発表したオンライン決済サービスのペイパル・ホールディングス(PYPL.O)は5.5%上昇。第3・四半期決算が市場予想に届かず、通年見通しを引き下げたゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)は一時下落していたものの、1.1%高で終了した。一方、クローン病治療薬の治験中止を発表したバイオ医薬品セルジーン(CELG.O)は10.8%安。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 外国為替市場でドル高・ユーロ安が先行し、割高感などから売りが出て反落した。中心限月12月物の清算値は前日比9.50ドル(0.74%)安の1オンス=1280.50ドルとなった。

米上院は19日、トランプ政権の税制改革を実現する上で重要となる2018年度(17年10━18年9月)予算の大枠である予算決議案を僅差で可決。税制改革の実現に向けて前進したとの見方が広がったことから、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたため、金が売られた。また、株式などリスク資産への投資意欲が高まったことも、安全資産とされる金には圧迫要因となった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> イラク情勢をめぐる地政学的リスクへの懸念から買われ、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前日比0.18ドル(0.35%)高の1バレル=51.47ドル。12月物は0.33ドル高の51.84ドルとなった。

ただ、週末とあって持ち高調整目的の売りや利益確定の売りも出やすく、原油の上値は重かった。また、対ユーロでのドル高進行もドル建てで取引される原油などの商品の割高感につながり、上値を抑えた。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 113.50/113.53 JPY21H=

始値 113.27 JPY=

高値 113.56

安値 113.08

ユーロ/ドル NY終値 1.1783/1.1787 EUR21H=

始値 1.1804 EUR=

高値 1.1820

安値 1.1763

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*04.00 2.8945% US30YT=RR

前営業日終値 98*14.00 2.8280%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*27.00 2.3827% US10YT=RR

前営業日終値 99*12.00 2.3210%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*10.50 2.0186% US5YT=RR

前営業日終値 99*17.00 1.9750%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*19.75 1.5763% US2YT=RR

前営業日終値 99*21.00 1.5550%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 23328.63 +165.59 +0.71 .DJI

前営業日終値 23163.04

ナスダック総合 6629.05 +23.99 +0.36 .IXIC

前営業日終値 6605.07

S&P総合500種 2575.21 +13.11 +0.51 .SPX

前営業日終値 2562.10

COMEX金 12月限 1280.5 ‐9.5 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1290.0

COMEX銀 12月限 1707.8 ‐17.7 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1725.5

北海ブレント 12月限 57.75 +0.52 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 57.23

米WTI先物 11月限 51.47 +0.18 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 51.29

CRB商品指数 184.1165 +0.0456 .TRJCRB

前営業日終値 184.0709

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