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NY市場サマリー(17日)
2016年8月17日 / 22:31 / 1年後

NY市場サマリー(17日)

[ 17日 ロイター] - <為替> ドルが弱含んだ。米連邦準備理事会(FRB)が公表した7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、一部で期待されていたほど早期利上げに積極的な内容ではなかったと受け止められた。

FOMC議事要旨では、メンバーが総じて、追加利上げをするにはさらに多くの指標を点検する必要があるとの見方で一致していたことが分かった。数人は先行きの雇用ペース減速が、近い将来の利上げに反対する理由になるだろうと述べた。

16日のダドリー・ニューヨーク連銀総裁とロックハート・アトランタ地区連銀総裁の早期利上げに前向きな発言で、FRBがよりタカ派的になると考えていた市場参加者は、議事要旨の内容に落胆した。

マッコーリーのグローバル金利・通貨ストラテジスト、ティエリー・アルバート・ウィズマン氏は「恐らく一部の投資家はダドリー、ロックハート両総裁が示した9月の利上げがあり得るとの見方が議事要旨で確認できるという間違った読みをしていた。だから多少の失望感が生まれたのだろう」と話した。

エバーバンク・ワールド・マーケッツのクリス・ガフニー社長は「議事要旨は利上げが遅めではなく早めになるとの見方を後押ししていないので、ドルは幾分さえない展開が続くと思う」と予想した。

フェデラルファンド(FF)金利先物が織り込む12月の利上げ確率は議事要旨公表前後で58%から47%に下がった。

<債券> FOMC議事要旨公表前は小動きだったが、公表後は早期利上げ期待が後退し期間が長めのもの主導で価格が上昇した。た。

米金融政策をめぐる市場関係者の見方に敏感とされる2年債利回りUS2YT=RRは、議事要旨公表直前に3週間ぶり高水準となる0.774%をつけた。直近では1bp低下して0.734%。

アナリストらによると、世界的なリスクが存在し、国内インフレ率が目標に届いていないが、連邦準備理事会(FRB)は今後数カ月間、ゆっくりとしたペースでも利上げを行うとの見方から、短期国債価格の上げ幅が長期国債よりも小さかったという。

議事要旨によると、参加者は利上げ前にさらに指標を見極める必要があるとの見解でおおむね一致した。総じて、米経済見通しについて前向きな見方を示した。

ただ数人は、先行きの雇用ペース減速が、近い将来の利上げに反対する理由となると述べた。

CMEグループのフェドウォッチによると、金利先物市場が織り込む12月利上げの確率は50%と、前日の52%から低下した。

フランクリン・テンプルトンの債券グループのシニアバイスプレジデント、ロジャー・ベイストン氏は「インフレ率が低く推移する限り、FRBは望ましいと考える期間、緩和的な政策を維持する可能性がある」と指摘した。

<株式> 小幅高で終えた。午後に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、利上げの是非をめぐり意見が分かれていたことが明らかになった。

BB&Tウェルス・マネジメントのシニア・バイス・プレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は「FOMCメンバーは利上げに前向きで、実施を望んでいるが、まだ経済指標の面で条件がそろっていない」と指摘。「市場はFOMCが利上げのタイミングを誤るのではないかと危惧している」と話した。

投資家は来週にジャクソンホールで行われる金融・経済シンポジウムで、利上げをめぐる見通しが開けるのではないかと期待している。  

低金利環境で相対的に買われる傾向がある公益株は、議事要旨公表後に上げ幅を拡大。S&P公益株指数.SPLRCUは1.5%高と、1日としては6月末以来の上昇率となった。

半面、ディスカウントストアのターゲット(TGT.N)やホームセンターのロウズ(LOW.N)は業績見通し引き下げが重しとなった。ターゲットは6.4%安、ロウズは5.6%安で取引を終えた。

ネットワーク機器のシスコシステムズ(CSCO.O)は1.3%下落。テクノロジー専門ニュースサイトのCRNはシスコが人員を削減すると報じた。

<金先物> FOMC議事要旨の発表を午後に控えて追加利上げへの警戒感が広がる中、3営業日ぶりに反落した。

議事要旨発表直後は売り圧力がかかり、いったん1340.50ドルまで下げたものの、 その後は急速に買い戻され、この日の清算値を上回る水準で推移している。 

<米原油先物> 米利上げの後ずれ観測を背景としたドル安・ユーロ高を材料に終盤になって買いが入り、5営業日続伸した。

石油輸出国機構(OPE C)が9月下旬に開く非公式会合を前に、市場では増産凍結協議の再開期待が高まってい るが、最終的には主要産油国による合意形成は困難だとする慎重な見方から朝方まで売り優勢の流れだったが、米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油とガソリン在庫が大幅な取り崩しとなったことを受け一時買い戻しが活発化した。ただ、積極的な買いにはつながらず、 いったん値を消した後、FOMC議事要旨を受けてドル が対ユーロなどで下落すると、ドル建て商品の割安感から再びプラス圏に切り返した。

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