February 1, 2019 / 11:05 PM / in 3 months

NY市場サマリー(1日)

[1日 ロイター] - <為替> 米雇用統計と米ISM製造業景気指数が堅調だったことをドルが対円で上昇し、1日の上昇としては約1カ月ぶりの大きさとなった。ただ雇用統計で賃金の伸びが軟調だったため、ドルの上昇は幾分抑制された。

フェクスコ・コーポレート・ペイメンツ(エジンバラ)のディーリング部門責任者、デビッド・ラム氏は、今回の雇用統計で米経済が目覚しいペースで雇用を創り出していることなどが確認されたとしながらも、労働市場がこれほどまで引き締まる中でも賃金の伸びは軟調だったとなどし、完璧な内容ではなかったと指摘。「インフレ圧力は緩やかで、連邦準備理事会(FRB)は次回の利上げは急ぐ必要はないと見なすだろう」と述べた。

1月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が30万4000人増加し、市場予想の16万5000人増を大幅に上回った。一方、失業率は0.1%ポイント上昇の4.0%と、7カ月ぶりの高水準を付けたほか、時間当たり賃金は前月比0.1%(3セント)増と前月の0.4%から伸びが鈍化した。

FRBは1月29─30日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定すると同時に、年内の一段の利上げに忍耐強くある姿勢を表明。さらにパウエル議長がFOMC後の記者会見で利上げを実施する論拠は後退したと述べたことで、金利先物市場では年内に利下げが実施される確率が約30%であることが織り込まれた。この日の雇用統計を受け利下げの確率はやや低下したものの、利上げは依然として予想されていない。

この日発表の他の米経済指標では、米供給管理協会(ISM)の1月の製造業景気指数が56.6と、前月の54.3から上昇し、市場予想の54.2を上回った。

キャピタル・エコノミクスのシニア米国エコノミスト、マイケル・ピアース氏は「ISM製造業景気指数が上昇したことで、 米経済成長は年初は引き続き底堅かったことが改めて裏付けられた」とし、「製造業部門に対しては、軟調な世界的な需要のほか、ドル高が重しになると引き続き予想しているが、製造業活動が崖から転げ落ちるような状況にないのは明白だ」としている。

午後の取引でドル/円JPY=は0.6%高の109.52円。主要6通貨に対するドル指数.DXYはほぼ横ばいの95.579。ユーロ/ドルEUR=は0.1%上昇の1.1458ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが上昇。朝方発表された米雇用統計が堅調だったことに反応した。

1月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が30万4000人増加し、2018年2月以来11カ月ぶりの大幅な伸びとなった。市場予想の16万5000人も大きく上回った。また他の経済指標では1月のISM製造業景気指数が上昇した。

2日前には連邦準備理事会(FRB)が米経済を巡り不確実性が高まっているとして利上げ打ち止めの可能性を示唆したばかり。政府閉鎖や貿易摩擦が企業や消費者の信頼感に影を落とし始める中、10年目に突入した景気拡大にも赤信号が点灯したとの見方が根強い。

ジャニー・モンゴメリー・スコットの主任債券ストラテジスト、ギー・ルバ氏は「もしFRBが今週示したハト派姿勢が指標に反応したものだとするなら、それから数日しか経っていないとしても指標は改善した」とし、市場はFRBの今後の指標への対応を注目していると述べた。

FRBの利上げ見通しを反映する2年債US2YT=RRの利回りは5.8ベーシスポイント(bp)上昇し2.52%。10年債US10YT=RR利回りも5.8bp上昇し2.69%。

雇用統計の発表を受け、短期金利先物市場が織り込む年内の利下げ確率は約20%に低下した。当初は約33%まで上昇していた。今週のパウエルFRB議長の発言を受け、年内の利上げ確率はゼロに低下。この日もゼロで推移した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> まちまち。朝方発表された好調な1月米雇用統計を受け明るい見方が広がったものの、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の低調な見通しが影を落とし、小売株に売りが出た。

アマゾンは5.38%安で終了。前日引け後に発表した第4・四半期決算は堅調な内容だったが、第1・四半期売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。

アマゾンの見通しは失望感を誘い、ナスダック総合.IXICは下落。小売株にも売りは広がり、S&P一般消費財株.SPLRCDは1.77%安。ウォルマート(WMT.N)、メーシーズ(M.N)、コールズ(KSS.N)はいずれも2%下落した。

1月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が30万4000人増加し、2018年2月以来の大幅な伸びとなった。予想の16万5000人増も上回った。

その他、1月のISM製造業景気指数も予想を上回り、米経済の基調的な力強さを示した。

ただ、中国経済減速を巡る懸念はくすぶる。財新/マークイットが発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は節目の50を2カ月連続で下回り、約3年ぶりの低水準となった。

石油メジャーのエクソン・モービル(XOM.N)とシェブロン(CVX.N)は予想を上回る四半期利益を手掛かりに、そろって3%超上昇した。

原油価格の上昇に追随し、S&Pエネルギー.SPNYは1.83%高となった。

シグナ(CI.N)は2.88%安。2019年業績見通しが予想に届かなかったことを嫌気した。

週間ではS&P総合500種.SPXが1.6%、ダウ工業株30種.DJIが1.3%、ナスダック総合.IXICが1.4%それぞれ上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.30対1の比率で上回った。ナスダックでも1.37対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は75億株。直近20営業日の平均は77億株。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 堅調な米経済指標の発表などを受けて売りが優勢となり、小幅に反落した。中心限月4月物の清算値は前日比3.10ドル(0.23%)安の1オンス=1322.10ド ル。一方、週間では24.00ドル(1.85%)高だった。

米労働省が朝方発表した1月の雇用統計は、連邦政府機関の一部閉鎖の影響で失業率は上昇したものの、非農業部門の就業者数が前月比で大幅増加し、労働市場の底堅さが確認された。また、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した1月の製造業景況指数も前月から上昇、市場予想も上回った。堅調な指標の発表が相次ぎ、安全資産とされる金には売り圧力ががかった。

このほか、相場が今週に入り清算値水準で節目の1300ドルを突破した後も続伸していたことや、前日に清算値ベースで約9カ月ぶりの高値を付けていたことも、利益確定の売りを誘ったもようだ。

ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が週央に発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、景気減速リスクを踏まえて「緩やかな利上げ方針」を修正し、利上げ棚上げの可能性を示唆。このため、金利を生まない資産である金には買い支えも入りやすく、下値は堅い。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 堅調な米経済指標などを背景に買いが活発化し、大幅反発した。米国産標準油種W TIの3月物の清算値は前日比1.47ドル(2.7%)高の1バレル=55.26ドル と、中心限月ベースでは昨年11月19日以来約2カ月半ぶりの高値となった。4月物は 1.51ドル高の55.55ドルとなった。

米労働省が朝方公表した1月の雇用統計によると、景気動向を反映する非農業部門の就 業者数は季節調整済みで前月から30万4000人増と、昨年2月(33万人増)以来の 大幅な伸びとなり、市場予想(ロイター通信調べ)の16万5000人増を大幅に上回っ た。また、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した1月の米製造業景況指数も前 月から上昇し、市場予想も上回った。良好な経済指標を受けて米景気の底堅さが確認され たことから、国内のエネルギー需要見通しにも期待が広がり、原油が買われた。 このほか、米政府によるベネズエラ国営石油会社(PDVSA)への制裁発表や、石油 輸出国機構(OPEC)による1月の供給量が2年ぶりの大幅な減少になったとの報など も引き続き支援材料。さらに、この日の外国為替市場では対ユーロでドル安が先行。ドル 建てで取引される原油などの商品に割安感が生じたことも追い風となった。米石油サービ ス会社ベーカー・ヒューズが午後に発表した同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数 が前週比15基減の847基となったことも、原油相場を支援した。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 109.48/109.51 JPY22H=

始値 108.87 JPY=

高値 109.57

安値 108.89

ユーロ/ドル NY終値 1.1454/1.1458 EUR22H=

始値 1.1468 EUR=

高値 1.1488

安値 1.1448

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 106*26.50 3.0253% US30YT=RR

前営業日終値 107*09.00 3.0030%

10年債(指標銘柄) 17時05分 103*24.50 2.6842% US10YT=RR

前営業日終値 104*06.50 2.6350%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.50 2.5033% US5YT=RR

前営業日終値 100*09.00 2.4400%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.63 2.5060% US2YT=RR

前営業日終値 100*02.38 2.4620%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25063.89 +64.22 +0.26 .DJI

前営業日終値 24999.67

ナスダック総合 7263.87 -17.87 -0.25 .IXIC

前営業日終値 7281.74

S&P総合500種 2706.53 +2.43 +0.09 .SPX

前営業日終値 2704.10

COMEX金 4月限 1322.1 ‐3.1 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1325.2

COMEX銀 3月限 1593.1 ‐14.1 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1607.2

北海ブレント 4月限 62.75 +1.91 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 60.84

米WTI先物 3月限 55.26 +1.47 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 53.79

CRB商品指数 180.5493 +0.9104 .TRCCRB

前営業日終値 179.6389

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